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月刊卓球雑誌ニッタクニュース

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インタビュー:王励勤(中国)

第48回世界卓球選手権上海大会 男子シングルス・混合ダブルス優勝
王励勤(中国)

再びあの王励勤が帰ってきた。
4年前の大阪大会で世界の頂点に上りつめた男が、地元上海で再び世界のトップに立った。
苦戦を強いられながらも、相手を圧倒するボールの威力と、卓越した技術を見せた。
そして何よりも「優勝するんだ」という勝利への執念が実を結んだ優勝だった。


自分が苦労して訓練してきたことは
無駄ではなかった。
北京五輪で優勝して大満貫を達成させたい。


2005年5月6日に幕を閉じた第48回世界選手権上海大会。
2年前のパリ大会、そして昨年8月のアテネ五輪と、2回連続して男子シングルスのタイトルを逃した中国。それ以外のタイトルをすべて奪ったとしても、もっともマスコミの注目の集まる男子シングルスのタイトルを逃したことは、中国卓球界に大きな屈辱を与えた。

中国男子は、その屈辱を上海大会で一気に晴らすことができた。
男子の賜杯を高々と上げたのは、地元上海生まれの王励勤だった。

今回の世界選手権はあなたの生まれ故郷、上海での開催でした。準備はうまくいったのでしょうか。
大会前に十分に準備ができましたね。特に今回は自分の生まれた上海で世界選手権が開かれるということで、心の準備を行ったうえで、技術的、戦術的な準備、そして相手の分析も十分にできたと思います。

地元のプレッシャーは?
もちろんプレッシャーは感じてました。
絶対優勝しなきゃいけないという気持ちも強くあったことは事実です。
でも、結果を気にしすぎないで、そこまでのプロセス、経過を大事に考えました。結果を見すぎると緊張が生まれますから...


アテネ五輪では優勝を狙ったのに、準決勝で敗れて銅メダルに終わった。その後、上海大会に向けて、自分の課題は何だったのですか?
確かに非常に不本意な成績でした。あの時は結果をあまりに考えすぎて、プロセスをおろそかにした。
帰ってからよく反省して、大きな大会の大事な場面になった時に、いかに対応するのか。その解決方法も見つけたし、ふだんの練習でも気をつけるようにしました。
もちろん自信は持たなければいけません。自信がなかったら大事な試合では勝てない。だけども、自信が過信になってはいけない。
世界ランキング1位だから勝つのは当たり前と思ったら、
その瞬間に、それがミスにつながる。


4回戦で李静とフルゲームの接戦をして、次の準々決勝では陳杞との対戦でした。4-2で勝ちましたね。
陳杞はまだ若手の選手で、ぼくとやる前に孔令輝に圧勝してました。
チーム内でもよくやっている相手だし、今まで勝つことは多かったけど、彼の当たりも良かったので、冷静に対応しなければいけない相手でした。


準決勝の相手の呉尚垠には快勝して、馬琳との決勝。
1-2でゲームをリードされ、4ゲーム目も5-9とリードされていたけど、そこであきらめずに、1本1本大事にプレーしました。
やっぱり4ゲーム目がポイントです。
このゲームを取れば、タイに持ち込むことができて、勝つことができるだろうと思ってました。


優勝を決めた瞬間、考えたことは。
自分がいろいろ練習して苦労したことが無駄ではなかったんだと思いました。

今回の優勝は100%満足すべきものでしたか?
今回の試合で自分の問題点、課題というものがいくつか見つかりました。
それを早いうちに解決しなければいけない。
あとは2008年の北京五輪です。
唯一、五輪のシングルスだけが獲っていないタイトルです。それを獲ることで大満貫、つまり五輪、世界選手権、ワールドカップのすべてのタイトルを獲ることになります。


なぜ、これほど世界で活躍し、優勝できるのでしょう。その秘訣は何ですか?
中国は勝たなくてはいけない。その良い伝統を守っていきたい。
でも、一番の大きな原動力というのは、ここまで自分を育ててくれた、国、コーチ、チームメイト、練習パートナーです。
彼らに恩返しするためにも頑張らなくてはいけない。
それと同時に、紅双喜、ニッタクというスポンサーもぼくを長い間支えてくれた。そういった人たちへの感謝をぼくは決して忘れない。


6月18日に27歳の誕生日を迎える王励勤。
今もっとも脂の乗ったプレーヤーである。
彼が最大の目標に掲げる北京五輪の時に、彼は30歳になっている。比較的、選手寿命の短い中国選手にあって、もし30歳でビッグタイトルをつかむことができるとしたらそれは快挙と言えるだろう。
五輪まであと3年。その大きな夢に向かって、この謙虚な世界チャンピオンはすでに歩み始めている
王励勤 ワン・リチン
1978年6月18日、中国・上海生まれ

1998年、2000年ITTFプロツアー・グランドファイナル優勝、2000年シドニー五輪男子ダブルス優勝、2001年世界選手権男子シングルス優勝、2004年ITTFプロツアー・グランドファイナル優勝

 
詳細は「ニッタクニュース2005年7月号」に掲載しています
マンスリースペシャルは NITTAKU NEWS より抜粋してウェブ上で公開しています。

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