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月刊卓球雑誌ニッタクニュース

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訪問レポート:千葉県 流山アストロズ

楽しむ卓球をベースに 夢に挑戦
楽しむ卓球をベースに 夢に挑戦

NPO法人の認証を受け、地域活動を...
 海の向こうでは、世界一を賭けたワールドシリーズでアストロズが大健闘したが、ここ千葉県でもアストロズのメンバーが右に左に、そして前後に動きまわり熱く奮闘している。
-------流山アストロズ

 1991年の創立で、現在14年目となる。全日本クラブ選手権男子2部での準優勝をはじめ、全日本カデット・ホープスの部などで子どもたちも活躍するチームだ。
 出身選手には、中央大の森下雄太選手、インターハイでベスト8に入った千葉経大附の大塚裕貴選手など、実力者が揃っている。
 ある日の定例練習を訪れると、体育館の広いフロアに20台のコートが並び、選手はおよそ70人。大人も子どもも、チビッコ選手もいる。練習を組むだけで一苦労だ。そのため、スタッフ数人が当日の運営にあたっている。初心者に多球練習の球出しをしながら、指導するスタッフも熱が入っていく。

「しかし、設立当初は小・中学生5~6人のチームだったんですよ。練習も週1回で、4台ある卓球室を使っていました。数年するうちに会員が増えていき、定例練習も週に2回、自主練習会も行なうようになりました」 と語るのは、理事長の森下正さん。

 1999年には全日本クラブ選手権、全国ホープスに初めて出場。翌年には、全日本カデット・ホープスの部に代表を送り込んだ。いまでは会員が100名を超え、実に幅広い年齢層が、それぞれの目的を持ち卓球を楽しんでいる。 
クラブチームとしての規模は大きくなり、また、実績もあげてきた流山アストロズ。その最大の特徴は、昨年、特定非営利活動法人(NPO)の認証を受け、法人として活動していることにある。
NPOとは、1998年に施行されたNPO法により、営利を目的とせず、市民の社会的貢献活動を行なうことを目的としている。つまり、利益が出ても関係者に分配するのではなく、次の事業活動に使う。いってみれば、利益を受ける者を特定しないで、社会全体の利益・公益を目的とするのである。 
少し分かりにくいので、森下理事長に説明してもらおう。
「NPOにした理由は、大きくふたつあります。ひとつは、これまで学校や行政、企業が担ってきたスポーツを、これからは地域が受け皿となっていくのが時代の流れだと考えるからです。
 いまひとつは、競技スポーツの分野でも地域のクラブが果たす役割が大きくなりつつある、ということです。サッカーに代表されるように、クラブの元気なスポーツは発展していきます。卓球の場合、まだまだそこまで至っていません。少しずつでもクラブの力をつけていきたい。そのためにNPO法人化を選んだのです」


スタッフメンバー

 柔軟で自由、臨機応変に対応できるのがクラブチームだが、NPOになったことで、一定の社会的ルールに則って運営されていくことになる。そしてその情報を公開することで、会員と市民に評価してもらおう、というのだ。
 そのため、卓球に関わるさまざまな事業展開を始めている。
 たとえば、市の卓球連盟が行なう「市民卓球練習会」の運営協力、中学校への技術指導、児童館への訪問事業、などがそれだ。こうした活動を法人として行なうことにより、地域に密着し、相互理解を得ることができる。それが、スポーツ文化の発展につながっていくのである。
「私たちは、クラブの将来像として6つのビジョンを掲げています」
 と、森下理事長。その5つとは、
 1.コミュニケーション
 2.公益性
 3.多様なプログラム
 4.選手育成
 5.継続
 6.ボランタリー

 である。1.は、幅広い年齢層の中での人間関係構築、2.は、クラブ員はもとより、地域に対しての公益性を目指している。
3.と4.は、それぞれの目的に合わせたプログラムを工夫し用意することで、多くの人に卓球を楽しんでもらえる。そして、日本を代表するような選手が育つ場としても活動・対応でき得るようになっている。
また、一度クラブを離れ再び戻ってきても十分な活動ができる場となるよう、配慮されているのが5.だ。仕事や学校の都合で卓球から遠ざかっても、こうしたクラブが存在することが大きな支えになっているに違いない。
 6.は、クラブ員の自主的な運営による活動展開をうたったものだ。
 現在、会員は174名にまでなった。大規模な組織である。その会員も、細かく分かれている。運営会員、協力会員、利用会員、賛助会員、特別会員などである。

「定例練習などはもちろんですが、なるべく自分たちだけで固まらないで、地域に根ざしたクラブにしていきたいので、どんどん外に出て行ってアストロズは流山に必要なんだと言われるようにならなくちゃいけない、と思っていろいろな活動を展開しているのです。
 クラブのよさ、というのがあると思います。さまざまな人がいること、いろいろなプログラムがあること、などです。中には応援をしたいと言ってくれる人もいるんですよ。それらの人に対するとき、一番いい方法がNPO法人になることだったんです」
(森下理事長)

 
詳細は「ニッタクニュース2005年12月号」に掲載しています
マンスリースペシャルは NITTAKU NEWS より抜粋してウェブ上で公開しています。

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