TEAM INTRODUCTION

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福岡大野城卓球アカデミー

福岡県大野城市

昨年の7月に本格的に始動した福岡大野城おおのじょう卓球アカデミー。小学生から高校生まで32名が在籍し、日々練習に励んでいる。今回は、井上順吾代表にチーム設立のきっかけや目標などのお話を伺った。

 

--クラブチームを始めたきっかけは

子供たちが夢を持てるような場を提供したいと思ったのがきっかけです。名称の「アカデミー」は高い意識を持ってほしいため付けました。大会に出場してクラブ名が呼ばれると、さらに意識が高まると思います。先週、初めて大会に参加しました。大会に向けて、カウントの取り方や試合形式の練習をして試合感覚を身につける準備をしました。初出場の森千暉(もりかずき)選手がバンビの部で優勝しました。初めての大会で賞状を手にすることは記念に残ると思います。

 

バンビの部で優勝した森千暉選手

 

--チーム創立はいつですか

本格的に始動したのは昨年の7月頃です。1年3か月が経過しますが、今年の4月から6月の3か月間は非常事態宣言で閉鎖していました。卓球場はホテルの地下にあり、ホテルのオーナーが子供たちのためであれば使用してくださいと応援いただいています。

 

--所属人数、練習の時間帯は

小学生が17人、中学・高校生が15人です。練習は火、木が18時から、土曜日が15時からの週3日間。まず、小学生が練習して、その後に中学・高校生が練習します。
まだ月、水、金、日曜日は空いています。塾などの習い事の関係で、別の日はないんですかとか言われることもありますが、コーチの問題もあるので現状ではできません。現在、コーチは6名、卓球台が6台です。1台につきコーチが1人とマンツーマンで指導できます。
私は卓球を初めてする子の相手をし、少し上達するとコーチに指導をお願いします。

 

選手と練習に励む井上順吾代表(奥)

 

--チームとしての目標、卓球の魅力は

卓球の裾野を広げたいです。卓球と出会えてよかったと言っていただけるようにしたいです。
コーチは礼儀や基本的なことを重視し、それはどの競技にもつながります。それは踏まえた上で、どうせやるなら楽しくやれる雰囲気が、裾野を広げる役割を果たすことにつながると思います。
ちなみに、福岡県の日本卓球協会登録加盟人数は都道府県別で第9位です(2019年度)。そして、大野城市卓球連盟の登録人数が約350人で、半分はラージボールをしています。
私が連盟の会長になったのが39年前で、以来、色々な大会を開催しました。連盟に登録している卓球同好会の中には、結婚したカップルが17組ほど誕生しました。
卓球は「いつもの同じ場所」に集まるので、人間関係が地域で続いていきます。気持ちがファミリーになっていく。卓球の素晴らしさはそういったところもあると思います。
また、確実に高齢化社会になっていきますが、80歳でも90歳でもやろうと思ったら卓球はできる。バドミントンも同じように盛んですが、膝をケガする人が多くて、中年以上になったら極端に人数が減っていきますが、卓球はだんだん増えていきます。動体視力を鍛えられ、脳をいつも刺激するため、認知症に効果があり、元気な高齢者が生まれる卓球の裾野を広げていきたいと思います。