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11月30日から12月7日まで、南アフリカ・ケープタウンで開催される『2016 Sun International世界ジュニア選手権』。昨年のヴァンデ(フランス)大会は、フランス・パリでのテロ事件発生によって、出場をキャンセルした日本チーム。2年ぶりの世界ジュニア、まず女子の出場メンバーからチェックしよう
[女子代表メンバー]
平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園・2000年4月14日生まれ・WR9)
伊藤美誠(スターツSC・2000年10月21日生まれ・WR11)
早田ひな(希望が丘高・2000年7月7日生まれ・WR24)
加藤美優(礼武道場・1999年4月14日生まれ・WR47)
※世界ランキング順に掲載/世界ランキングは2016年11月発表
まぎれもなく「史上最強」の陣容となった今大会の日本女子チーム。2016年11月発表の世界ランキングにより、第1シードが平野、第2シードが伊藤、第3シードが早田、第4シードが加藤。女子シングルスの上位シードを日本が独占した。タイトル独占も十分に狙えるメンバーだ。
日本女子では伊藤が4回目の出場。12年ハイデラバード(インド)大会で、女子JNTの岸卓臣監督(当時)にその強打者ぶりを買われて小6で代表に抜擢。目覚ましい成長を遂げ、世界のトップランカーとして、「原点」のひとつである世界ジュニアの舞台に立つ。伊藤とのダブルスでも優勝が期待される平野は、女子ワールドカップでの優勝後、中国スーパーリーグに参戦。丁寧、劉詩ウェン、朱雨玲といったトップランカーと次々に対戦し、貴重な経験を積んでいる。中国選手との対戦になった場合、粘着性ラバー独特の弾道に慣れていることもプラス材料だろう。
世界ジュニアデビューとなる早田は、6月のジャパンオープンで徐孝元(韓国)、サマラ(ルーマニア)らを連破し、世界のトップクラスに躍り出た。攻撃力ならば伊藤・平野に勝るとも劣らない早田、狙うは初出場・初優勝だ。3大会ぶりに代表に返り咲いた加藤は、独創的な台上プレーと抜群の打たれ強さで世界に挑む。
日本の最大のライバルとなるであろう中国は、世界ジュニア2連覇中の王曼昱、今年のアジアジュニアチャンピオンである銭天一らは出場せず。6月のピョンヤンオープンに中国代表で出場した劉ウェイ(火+韋)珊(LIU Weishan)を筆頭に、石洵瑤(SHI Xunyao)、袁媛(Yuan Yuan)、孫芸禎(SUN Yizhen)という顔ぶれ。最もシードが上の劉ウェイ珊でも第11シード、孫芸禎に至っては初の国際大会なので、日本選手と早いラウンドで当たることも予想される。情報は少ないが、できる限りの対策はしておきたい。
その他の有力選手では、実績・経験ともに十分な香港の蘇慧音、天才少女の呼び声高いプエルトリコのA.ディアス、身体能力の高いルーマニアのディアコヌらがあげられるが、オーソドックスなシェークドライブ型が多いので、日本勢にとっては戦いやすいのではないか。日本勢の上位独占も、決して夢ではない。