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女子準々決勝。中国香港とチャイニーズタイペイが対戦。
トップは杜凱琹(中国香港)と陳思羽(チャイニーズタイペイ)。台から距離を取った見応えのあるラリーの応酬となったが、ラリー戦で譲らなかった杜凱琹に軍配。
続く2番。中国香港は今大会予選リーグのオーストリア戦に出場したのみの帖雅那を投入。相手の鄭怡静には過去5勝と分がいいことを見越しての起用だろう。
その期待に応えるべく、帖雅那は鄭怡静の豪快な両ハンドドライブを前陣でブロックし、コースを的確についていく。予想通りゲームカウント2−1と帖雅那が王手で、第4ゲームも3−0とリードする。ここで鄭怡静がタイムアウト。鄭怡静はここから回転量の多いループドライブを織り交ぜ、帖雅那のミスを誘っていき7点連取で7−3と逆転に成功。しかし、帖雅那も負けじとカウンターで7−7。一進一退の攻防となり、思い切りのいい攻撃を見せた鄭怡静がこのゲームを制した。
最終ゲームは、気持ちを切り替えた帖雅那が7−2でリード。しかし、8−4となったところで、鄭怡静が意地を見せる。帖雅那の粘り強いブロックをパワーでねじ伏せ、5本連取で再び逆転し、鄭怡静リードの9−8となった。1点返されたが、9−9で帖雅那が無理にカウンターを狙って10−9で鄭怡静がゲームポイント。最後は鄭怡静の3球目ドライブを帖雅那がオーバーミスし、鄭怡静が帖雅那から大舞台で公式戦初勝利を飾った。
1−1で迎えた3番は李皓晴(中国香港)と鄭先知(チャイニーズタイペイ)。
鄭先知は今大会影を潜めていたが、コースを上手く突いて2−1とリード。しかし第4ゲームは李皓晴の攻撃に屈してフルゲーム。最終ゲームは鄭先知のラリーからの隙をついたバックカウンターなど思い切った攻撃が光り、9−7とリードしたが、勝ちを意識したか、力みが見られ、李皓晴は積極的に攻撃を仕掛けて、11−9で李皓晴が接戦を制した。
2−1で中国香港リードの4番は2番での逆転勝利で勢いに乗る鄭怡静が杜凱琹とのエース対決を制した。鄭怡静の回転量の多いドライブに攻めきれなかった印象だ。
ラストは帖雅那と陳思羽。豪快な両ハンドドライブが魅力の陳思羽だが、帖雅那の打点の早いブロックに振り回されないよう、台の近くで両ハンドを振っていく。ゲームカウント2−1と王手をかけた陳思羽。第4ゲームも互いに譲らないラリーが続く。帖雅那も方いいブロックで我慢のラリーを見せて10−9とゲームポイントを握った。しかし、ベスト8をかけたウクライナ戦のラストでも勝利を決めた陳思羽はここでは引かずに攻撃をしかけ、勝負強さを見せて、12−10の逆転勝利を収め、チャイニーズタイペイがメダルを確定させた。
チャイニーズタイペイ3−2中国香港
1陳思羽 -6,-9,-8 杜凱琹○
○2鄭怡静 -10,9,-5,9,9 帖雅那
3鄭先知 -9,8,6,-6,-9 李皓晴○
○4鄭怡静 9,-8,4,8 杜凱琹
○5陳思羽 14,-3,8,10 帖雅那
ラストで勝負強さを見せた陳思羽
2試合ともあと一歩のところで逃してしまった帖雅那
※帖雅那…那=女偏に那