【インターハイ】ダブルスは松山・木造と平・田口が制す！

●男子ダブルス決勝

松山・木造（愛工大名電）　ｰ5、5、8、5　春日・金（明徳義塾）

●女子ダブルス決勝

平・田口（正智深谷）　9、2、ｰ4、4　橋本・塩見（四天王寺）

男子ダブルスは愛工大名電の松山・木造が優勝。学校対抗準決勝の野田学園戦では3番で敗れたが、この決勝ではチキータだけでなくフォアハンドでの仕掛けを多くした。第1ゲームはミスが多く、ペースをつかめなかったが、ダブルス巧者のサウスポー木造がうまくチャンスを作り、松山の強打を引き出した。第3ゲーム5ｰ8とリードされ、決して楽な展開ではなかったが、攻めのプレーを貫いて6点連取。ここで一気に主導権を握った。
「部内での練習試合でも気の抜けない戦いばかりだったので、その成果が出た。リードされていても気にせずプレーできたのが良かった」（木造）。松山は「団体戦で2点落として、3年生の最後のインターハイを終わらせてしまった。その借りを返そうという思いでダブルスに臨みました」と語った。

平・田口は正智深谷に初のインターハイのタイトルをもたらした。地元・滋賀県出身の平にとってはダブルでうれしいタイトル。「全国大会で四天王寺の壁を破ることができなくて、学校対抗では四天王寺に勝てなかったけど、ダブルス決勝では勝ててよかった」と決勝後にコメントした。試合後、涙を流した田口は「ダブルスでは負けてばかりだったので、日本一になれて本当に安心しました」と安堵の笑顔。打倒・四天王寺に燃え、常に強気のプレーを貫いた。「どの試合でも気持ちで負けるところがなかった。全然負ける気がしなかった」（平）と精神面の充実を語った。