蘇州の女王は丁寧、右足の負傷を乗り越える

●女子シングルス決勝

丁寧（中国）　ｰ7、13、7、9、ｰ9、ｰ4、8　劉詩ウェン（中国）

女子シングルス優勝は丁寧、11年ロッテルダム大会以来、2大会ぶり2回目のV！

劉詩ウェンがミドル攻めを混ぜた速攻で1ゲームを先取すれば、速さに押されていた丁寧が徐々にペースをつかみ、豊富な運動量での中陣フォアドライブで3ゲーム連取。

負けじと劉詩ウェンも、飛びつきざまにフォアストレートを攻めるなど、相手の予測を外すコース取りでゲームカウント3ｰ3に追いついた。
場内の興奮は最高潮に。

そして、最終ゲームにドラマが待っていた。

劉詩ウェンが1ｰ0とした場面で、中陣で大きく動いた丁寧がすべって転倒。

右足首を押さえて表情をゆがめる。

中国チームのドクターによる治療のための休憩が取られる。

右足を引きずって台につく丁寧。

それでも彼女はあきらめず、前陣を死守して必死で両ハンドドライブで攻める。

丁寧が前についてリズムが変わったのか、劉詩ウェンにブロックのミスが連続。

4ｰ5から8ｰ5と丁寧が逆転し、リードを保ったまま11ｰ8で勝利。
大きく両手を広げ、吠えた！