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4月26日から5月3日まで、中国・江蘇省蘇州市の蘇州国際博覧センターで、2015世界選手権蘇州大会(個人戦)が開催される。
日本チームは男子8名、女子6名がエントリー。
まず各種目へのエントリーからチェックしよう。
●日本選手団・エントリー
〈男子シングルス〉水谷隼、丹羽孝希、松平健太、村松雄斗、吉田雅己
〈女子シングルス〉石川佳純、福原愛、平野早矢香、平野美宇、伊藤美誠
〈男子ダブルス〉丹羽孝希/松平健太、森薗政崇/大島祐哉
〈女子ダブルス〉福原愛/若宮三紗子、平野美宇/伊藤美誠
〈混合ダブルス〉吉村真晴/石川佳純、丹羽孝希/平野早矢香
昨年12月のITTFワールドツアー・グランドファイナルを制した男女チームのエース、水谷隼、石川佳純を筆頭に、メダル獲得を狙う。
男子シングルスでは、日本選手が最後に表彰台に立ったのは79年世界王者の小野誠治が最後。
女子シングルスになると、69年世界女王の小和田(現姓・竹内)敏子と同大会3位の浜田美穂が最後で、実に46年も表彰台から遠ざかっている。
地元・中国の壁を破り、メダルを獲得できれば、来年開催されるリオデジャネイロ五輪に向け、より一層弾みがつく。
日本選手団で、世界の頂点に最も近づいた経験を持つのは石川佳純。
12年ロンドン五輪で、日本選手として初めてベスト4に入った。
3位決定戦で馮天薇(シンガポール)に惜敗し、表彰台には届かなかったが、その経験値は大きい。
すでに1年以上、男子ナショナルチームの練習に参加。
「中国選手のスピードと回転に、以前は驚いていたけど、男子と練習させてもらっているので、前より驚くボールはなくなってきた」と手応えを感じている。
五輪前の大会だけに、各選手とも目の前に「オリンピック」がちらつくところだが、「自分の力をしっかり出すのが自分の目標」と地に足がついている。
22日に行われた公開練習と記者会見で、最も注目を集めていたのは、3月のドイツオープンでワールドツアー史上最年少優勝を果たした伊藤美誠。
ドイツオープンで見せた、バック表ソフトの緩急とフォアスマッシュは、プラボール時代の新たなプレースタイルの可能性を感じさせた。
公開練習では世界戦初出場の緊張も感じさせず、時折笑顔がのぞいた。
「いつもどおり、今持っているものを出せるかどうかを確かめました。調子は普通ですけど、そう感じるのは自分の中では良いほう。このまま、調子を落とさずに蘇州に入りたい」と、その落ち着きぶりは14歳とは思えない。
男子はやはり世界ランキング5位の水谷隼がメダルに最も近い。
中国選手が圧倒的な存在感を示す中、「準々決勝で自分が中国選手とどう戦うかをイメージしてきた」と本気で中国越えを狙っている。
中国男子の「四天王」、張継科・馬龍・許シン・樊振東に対しては、良い勝負をしながらもなかなか勝利に手が届かないが、日本男子の倉嶋洋介監督は「いつも出足が良くないので、スタートダッシュが重要」と語る。
地元観衆をうならせ、黙らせるような活躍を期待したい。