OFFICAL ACCOUNTFOLLOW US
TOPICS
男子決勝
中国と韓国が決勝で対戦するのは8年ぶりとなった。
両チームともに起用メンバーは準決勝と変わらない布陣。
トップは許昕/梁靖崑の中国ペアが優位な展開で2対0とリード。第3ゲームも10-9とマッチポイントを握り、勝負あったかに思われたが、ここから韓国ペアの逆転劇が始まる。
強気の攻めで3連続ポイントでこのゲームを奪うと、続く第4ゲームも李尚洙の鋭いバックハンド、鄭栄植の粘り強いラリーで得点を重ねて最終ゲームへ。
第5ゲームは息を吹き返した中国が5-1とリードしたが、勢いに乗る韓国ペアが粘り強くラリーで応戦し、6-4から6-9と逆転。しかし、中国に勝つこと意識するとよくあるパターンだが、韓国ペアに堅さが出始める。
鄭栄植がストップ対ストップの展開で安全に入れに行ったボールを梁靖崑に狙い打たれると、さらに許昕の下切れのサービスを2連続でネットにかけてしまい9-9。さらに中国ペアが取ってマッチポイント。
しかし、ここで梁靖崑がチキータレシーブに力が入り、ジュースに突入すると、最後は李尚洙の得意のバックドライブが決まり、大逆転で韓国が先取点を挙げる。
2番の樊振東と張禹珍のエース対決は樊振東が終始優位な展開でゲームを進め、1対1に。
盛り上がりを見せた3番は梁靖崑と鄭栄植の3番手対決。第1ゲームを梁靖崑が先取するも、序盤から鄭栄植のフォア前に出す下と横回転サービスに梁靖崑が苦戦し、1対1になると、第3ゲームも鄭栄植の梁靖崑の動きを読んだ厳しいコースへの攻撃が決まりジュースで取って2対1で鄭栄植がリード。
第4ゲームは、バック対バックの高速ラリーでシーソーゲームが繰り広げられる。鄭栄植はフットワークを活かしたフォアドライブを決めて、10-9とマッチポイントを握るが、梁靖崑も左右に振られながらも粘り強さを見せてジュースに持ち込む。
ここから梁靖崑が4度のゲームポイントを制して取り返すと2対2に。
最終ゲームは、梁靖崑がバック対バックに回転をかけてミスを誘うと、最後は威力のあるフォアで決めて、逆転勝利。
王手をかけた中国は再び樊振東が登場。李尚洙の鋭いバックハンドも光るが、樊振東はさらに厳しいドライブでねじ伏せてしまう。
樊振東のストレート攻撃も有効的に得点につながり、3対0で勝利。
中国が8連覇を達成させた。
【対戦スコア】
中国3-1韓国
1梁靖崑/許昕2(8,4,-10,-7,-10)3李尚洙/鄭栄植
2樊振東3(8,8,9)0張禹珍
3梁靖崑3(9,-8,-10,13,8)2鄭栄植
4樊振東3(8,4,8)0李尚洙
5許昕-張禹珍
チームメイトが接戦となる中、ブレることなく強さを貫いた樊振東
窮地に陥りながらもプライドをかけ意地を見せた梁靖崑
前半は完璧な試合運びで台上に巧さを見せた中国ペア
今大会はグループリーグのダブルスのみの出場となった馬龍。ベンチで選手を支えた
中国にリードされてから逆転をすることは難しいとされながら、果敢な攻撃で大逆転勝利した韓国ペア
目の覚めるようなバックハンドと切れ味鋭いサービスで梁靖崑をあと一歩まで追い詰めた
0対1で回ってきた張禹珍。勝って弾みをつけたかったが…
威力のある両ハンドドライブで樊振東と互角のラリーを見せた李尚洙