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●女子ダブルス決勝
平野早矢香/石川佳純(ミキハウス/全農) 6、-9、-7、12、8 阿部愛莉/森薗美月(四天王寺高)
抜群の安定感を誇る平野/石川が圧倒的優位と思われたが、試合は互角の展開。高校生ペアはビビることなく、持ち味を出していく。阿部の変化プレーとスマッシュ、そして森薗の強打が女王ペアを追い詰めた。
試合の主導権は序盤こそ平野/石川が握っていたが、阿部がバックの変化表でレシーブし、少しずつ女王ペアのリズムを狂わせていく。小柄ながらパワーあふれる強打を放つ森薗の両ハンドで相手を崩し、阿部が必殺スマッシュで仕留めるパターンがはまり、2・3ゲームを奪取。続く4ゲーム目もリードした。
明らかにまずいという顔をしていた平野/石川だが、4ゲーム目をジュースに持ちこみ、なんとか取り返す。それまでは石川のバックハンドがクロスに集まっており、それを相手にフォアで打ち込まれていたため、早い打球点でストレートに打ち返すと高校生ペアのバックのミスが多くなる。ようやく見つけたほころびを平野/石川が攻め続けた。
4ゲーム目の大ピンチを乗り越えて、最終ゲームは後半に一気にスパートをかけて10−6でチャンピオンシップポイントを握る。そこから阿部のカウンタースマッシュを2本もらったが、最後は集中力が途切れなかった平野/石川が高校生ペアを下し、2連覇&3度目の優勝に輝いた。
これで石川は混合ダブルスに続き2つ目の優勝。明日のシングルスを制すれば3冠に輝く。