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2015.01.11

#RESULTS

全日本卓球選手権、明日開幕!男子みどころ

平成26年度全日本卓球選手権大会(一般・ジュニア)が1月12〜18日に開催される。

 

今大会の最大の見所は、水谷隼(beacon.LAB/写真)と石川佳純(全農)という昨年度の男女チャンピオンの2連覇が成るかだろう。2人とも12月に行われたワールドツアー・グランドファイナルで優勝、1月の世界ランキングは水谷5位、石川4位と、それぞれ自己最高位を記録している。まさしく脂が乗った男女王者が、今大会も天皇杯・皇后杯に最も近い存在であることは間違いない。

 

男子は、実力的に水谷が頭ひとつ抜けているが、他に実力者がひしめき、誰が勝ち上がるか読めない状況だ。2年ぶり2度目の優勝を狙う丹羽孝希(明治大)、昨年準優勝でグランドファイナルU21優勝の町飛鳥(明治大)、12月に行われた15年世界卓球日本代表選考会優勝の吉田雅己(愛知工業大)という青森山田高時代の同期トリオは、皆、充実した状態で本大会に臨む。

 

また、世界ジュニア準優勝の村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京)も、カットマンとして上位進出なるかに注目が集まる。一昨年世界卓球ベスト8の松平健太(JTB)や、昨年復活の準決勝進出を遂げた吉田海偉(Global Athlete Project)も、一気に勝ち上がる可能性があって怖い存在だ。

 

また、森薗政崇(明治大)と時吉佑一(ZEOS)の勝者が水谷とベスト8決定で当たるという組み合わせで、水谷に対し常に接戦を演じる森薗、選考会3位で爆発力のある時吉とも、水谷にとって怖い存在となるだろう。他にも岸川聖也(ファースト)、張一博(東京アート)、上田仁(協和発酵キリン)、坪井勇磨(青森山田高)など実力者を挙げるときりがない。

 

果たして水谷の7度目の優勝を阻止する者が現れるのか。「魔物が棲む」と言われる全日本、今年は一体どんなドラマが待ち受けているのだろう。