OFFICAL ACCOUNTFOLLOW US
TOPICS
1月29日に都内・味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて、4月21日からスタートする世界選手権ブダペスト大会(個人戦)の男女シングルス各4名の代表選手が男子日本代表倉嶋洋介監督、女子日本代表馬場美香監督より発表された。
残る1名は3月2日(土)に宮城県・カメイアリーナ仙台で行われる最終選考会の優勝者となる。
代表選手は下記のとおり。
(選手名の下は選考理由。WR=世界ランキング)
張本智和(JOCエリートアカデミー)WR3位(2回目)
・2019年1月発表のWR20位以内の日本人最上位
・2018年1月1日~2018年12月31日までの国際大会(アジア競技大会、ワールドカップ、アジアカップ、ワールドツアープラチナ6大会、ワールドツアージャパンオープン、ワールドツアーグランドファイナル)においてシングルスで2回以上優勝
該当大会:ジャパンオープン、グランドファイナル
丹羽孝希(スヴェンソン) WR9位(6回目)
・2019年1月発表のWR100位以内の日本人最上位
水谷隼(木下グループ) WR10位(8回目)
・平成30年度全日本選手権大会男子シングルス優勝
吉村和弘(愛工大) WR66位(初)
強化本部選出
・2018年1月以降の主要国際大会の実績と内容の評価
・国際競争力向上への高い潜在性があると思われる選手
倉嶋洋介監督コメント
「吉村和弘は、ワールドツアー香港オープンで優勝。日本人選手として、ワールドツアーで優勝しているのは張本と吉村和弘だけ。
WR30位以内の選手に勝利した数が、張本が14勝、水谷が8勝、和弘が4勝、丹羽が3勝、大島祐哉、吉村真晴が2勝している。和弘の勝利で特筆すべきは、4勝の中でトップ10の選手に2勝を挙げている。
真晴、大島にも出場してほしい気持ちはあったが、選考基準通り、この1年間の国際大会での実績や内容を総合的に評価した結果、和弘に決まった。
和弘は、張本に及ぶバックハンドの名手。調子に波はあるが、この1年間はその波が穏やかになりながら、爆発力を持った選手。まだ大学生と若く、Tリーグにも参戦し、選手としてのモチベーションも上がっている時期だと思う。爆発力を世界卓球で一波乱起こしてほしい。また、2020年の東京五輪に向けての成長も期待している」
石川佳純(全農) WR3位(7回目)
・2019年1月発表のWR20位以内の日本人最上位
伊藤美誠(スターツSC) WR7位(3回目)
・2019年1月発表のWR100位以内の日本人最上位
・平成30年度全日本選手権大会男子シングルス優勝
平野美宇(日本生命) WR9位(3回目)
・2018年1月以降の主要国際大会の実績と内容の評価
・国際競争力向上への高い潜在性があると思われる選手
佐藤瞳(ミキハウス) WR12位(2回目)
強化本部選出
・2018年1月以降の主要国際大会の実績と内容の評価
・国際競争力向上への高い潜在性があると思われる選手
馬場美香監督コメント
「平野美宇は、WR30位以内の選手4名に勝利している。日本人選手でWRが3番目の選手。アジア選手権大会のチャンピオンであり、前回の世界選手権個人戦でも3位に入賞している。世界のトップクラスの技術を持っている。特徴でもある高速卓球は中国に通用する。今後もその部分を強化しながら、活躍を期待している。
平野はまだまだ伸びしろのある選手。昨年の中頃から練習を集中的に行えるようになり、その成果がまだ出ていないだけ。彼女に求めることは応用ができるようになること。一つの技術をコツコツと確実に時間をかけて強化していく選手なので、すぐに結果が表れないが、一度身につけて乗ってしまえば、爆発的な力を発揮できる選手だと思っている。現在は、その力を身につけるための我慢期間。
佐藤瞳は、WR30位以内の選手4名に勝利している。日本人選手でWRが4番目の選手。
カット型の選手で守備範囲が広く、世界でもトップクラス。さらに、現在は攻撃力を強化する努力をしている。カット+攻撃を磨いて、活躍してほしい。
伊藤は12勝、石川は11勝、平野、佐藤、芝田沙季、安藤みなみの4名が4勝。
芝田、安藤もWR30位以内の選手4名に勝利しているため、出場していただきたい気持ちはあったが、世界ランキングが日本人の中で3位と4位ということで、それが全ての理由ではないが、最終的にランキングを考慮した」