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2020.05.20

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2019年度インターハイを振り返る “学校対抗決勝” (2019年10月号から)

  • 男子学校対抗優勝に大きく貢献した加山裕(当時・愛工大名電高)

昭和22年創刊、この5月に800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。


 

2020年1月の全日本選手権大会では、多くの高校世代が目覚ましい活躍をみせました。その登竜門としての役割を果たしたかに見えるのが、昨年のインターハイ。様々なつばぜり合いが演じられた学校対抗を振り返ります。

 

第88回インターハイ男女学校対抗の結果はこちら!

 

第88回インターハイ男女学校対抗。
男子は愛工大名電高が4連覇、女子は四天王寺高が7連覇を達成。

 

学校対抗決勝は、競技4日目の8月19日に行われた。
男子は愛工大名電(愛知県)と野田学園(山口県)、女子は、四天王寺(大阪府)と遊学館(石川県)が進出した。

【男子決勝】
トップは加山裕(愛工大名電)と昨年度インターハイシングルス優勝者の戸上隼輔(野田学園)が対戦。鋭い弾道の両ハンド攻撃が冴える戸上は、加山にペースを握らせず、ゲームカウント2-0とリードし、3ゲーム目も10-5とマッチポイントを握る。勝負あったかと思われたが、加山がここから驚異的な粘りをみせて挽回し、愛工大名電が先取点をあげる。2番の曽根(愛工大名電)も勝利し、愛工大名電が優勝に王手をかける。ダブルスは、この大会で優勝している戸上・宮川(野田学園)ペアであったが、愛工大名電は決勝のためだけに準備してきた曽根・篠塚が出場する。この起用がズバリ当たり、愛工大名電が勝利。4連覇を達成した。

 

4連覇を達成した愛工大名電高校

 

準優勝 野田学園高校

 

【男子決勝 スコア】
愛工大名電 3-0 野田学園
1 加山裕 3(-5,-3,10,8,10)2 戸上隼輔
2 曽根翔 3(-8,9,8,8)1 今泉蓮
3 曽根・篠塚 3(-8,9,-8,6,9)2 戸上・宮川
4 篠塚大登 ---- 宮川昌大
5 谷垣佑真 ---- 松田歩真

 

 

【女子決勝】
四天王寺は3回戦の大成女子(茨城県)に大接戦で勝利し、勢いに乗っていた。
トップで菅澤柚花里(四天王寺)が1年生とは思えない堂々としたプレーで、高橋紬夢をストレートで下すが、2番は出雲美空(遊学館)が大川真実を下し、スコアをタイにする。勝負となるダブルスは、高橋・中森(四天王寺)がストレートで相馬・出雲を下し王手をかけると、4番で中森帆南(四天王寺)が相馬夢乃(遊学館)に対し、素晴らしいカット攻略をみせ勝利し、四天王寺が4連覇を達成した。

 

 

7連覇の偉業を達成した四天王寺高

 

4番で勝利し、決勝点をあげた中森。ベンチに向かってガッツポーズ

 

準優勝 遊学館高

 

【女子決勝 スコア】

四天王寺 3-1 遊学館
1 菅澤柚花里 3(4,6,7)0 高橋紬夢
2 大川真実 0(-4,-2,-8)3 出雲美空
3 高橋・中森 3(8,6,11)0 出雲・相馬
4 中森帆南 3(9,6,13)0 相馬夢乃
5 高橋あかり ----- 津隈愛佳

 

詳しい結果は、バックナンバー2019年10月号で!