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女子シングルス準決勝
平野美宇は世界チャンピオンペアの劉詩雯(中国)と対戦。
平野が速攻プレーで劉を振り回し、第1ゲームを先取し、幸先のいいスタートを切ったが、第2ゲームからは劉詩雯のフォア前巻き込みサービスに苦しめられる。
「フリックで強く打ち過ぎてしまったり、ちょうどいいレシーブができなかった」と、同じモーションで下回転、ナックルと混ぜられ、ミスを繰り返してしまう。
第5ゲームは、劉詩雯のバックに深くつっつくなど、勝機を見出し始めた。10-6とゲームポイントを握ったが、少し意識しすぎたか思い切って攻めきれず、劉詩雯が7点連取で勝利した。
平野は試合後、「順回転のサービスに対しては対策をしてきたので、第1ゲームは思い切っていいプレーができた。しかし第2ゲームからは巻き込みサービスに変えてきて、その対策はしてこなかったので、対応できなかった。
終盤は修正してよくなったけど、3ゲーム目とかもっと早くそれができていればよかったと思う。
今大会は運も良く、そこでしっかりと勝てたことは自信になった。プラチナ大会でベスト4に入ったことは記憶にもないくらいなので、それは嬉しい」と語った。
一方の準決勝は、孫穎莎が陳夢を4-1でくだして決勝進出。
陳は小柄な孫に対し厳しくコースを突くが、孫の要所で見せるフォアのシュートドライブ、陳のバックサイドを切るバックドライブが光った。
劉詩雯(中国) 4(-9,5,4,3,10)1 平野美宇
孫穎莎(中国) 4(-5,8,7,6,6)1 陳夢(中国)
劉詩雯(中国)。徹底してフォア前にサービスを出し、ゲームを支配した
第1ゲームでは平野らしいプレーが見られたが…。しかしプラチナ大会で堂々の3位入賞
ゲーム間にフォア前のサービスの対処についてアドバイスを受けた
フォアストレートのドライブは秀逸。ジャパンオープンでは2017年以来の優勝を狙う孫穎莎(中国)
陳夢(中国)敗れはしたが、威力のあるドライブは決定率が高かった