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男子シングルス準決勝。
森薗政崇(BOBSON)が田中佑汰(愛工大)を4対1でくだし、初の決勝進出を果たした。
第1ゲームから森薗の速攻プレーで10-6とゲームポイントを握ったが、田中が驚異の粘りで5点連取。逆転に成功するが、森薗は攻撃の手を緩めずに先取点をあげる。
続く第2ゲーム以降も森薗のペースでゲームが進む。昨日の丹羽戦で火を噴いた田中のチキータを封じるべくフォアサイドへサービスを出し、3球目をカウンターで狙う展開。田中も鋭い両ハンドがストレートに決めるが、一気に森薗が連取して3対0で王手。
第4ゲームは田中が先行し、10-9とゲームポイントを握ったが10-10。台上から短いラリーで互いに得点を取り合う。要所で森薗のチキータに惑わされた田中は、森薗のフォアサイドへハーフロングのサービスを出し、打たせてからカウンターを狙う。森薗は12-11とマッチポイントを握るも、田中が落ち着いて返球をし、田中がこのゲームを奪い返す。
第5ゲームは、一進一退の攻防となる。互いにフォア前のサービスに対するレシーブの質で、その後の得点が決まる展開。田中は、流しフリック、チキータ、打点を落としてのドライブで対応。森薗はストップから田中が繋いできたボールをしっかりとフォアドライブで仕留めて、10-9とマッチポイント。
しかし、次は森薗の少し甘くなったレシーブを田中がフォアストレートにドライブを決めて10-10に。互いに譲らず11-11。森薗が積極的にフォアで攻めて12-11と王手をかけると、最後は田中のバックストレートへのロングサービスを上手に処理して勝利をつかんだ。
敗れた田中も大躍進。「森薗選手はTリーグ・岡山リベッツでもお世話になっている先輩なので、手の内はある程度知っていたが、やはり、すごかった。
前半は、凡ミスなどもったいないミスが目立った。しかし、リスクをとるのは格上の選手に対しては必要を承知で、切り替えてやろうとして、途中盛り返すことが出来た。
ベスト16が目標だったが、来年はもっといい成績を目指してお世話になった人たちに恩返ししたい」と語った。
積極的なフォアドライブでの攻撃がよく決まっていた森薗政崇
劣勢から何度も追いつき、粘りを見せた田中佑汰
森薗政崇(BOBSON) 4(11,9,5,-13,11)1 田中佑汰(愛工大)