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前回の2020年大会が中止となり、2年ぶりの開催となった全国中学選抜大会。今回、島根県で22回目の開催となった。従来の4単1複から5単にルールを変更しての実施となった。
大会初日に運営・感染症予防対策に携わった島根県卓球協会の石田和也会長、嘉本秀男理事長、持田俊司副理事長、内田成一事務局長の4名にお話を伺った。
第22回全国中学選抜大会
3月27・28日 島根県・島根県立浜山体育館(カミアリーナ)
左から石田和也会長、持田俊司副理事長、内田成一事務局長
嘉本秀男理事長
--苦労したことや大変だったことは
内田事務局長
「コロナ対策です。日本卓球協会とは始めは全てメールでのやり取りで、途中から担当者と直接電話で連絡し合うことができました。コミュニケーションの面で難しい部分がありました」
嘉本理事長
「競技役員の依頼です。従来、補助員は中学生・高校生にもお願いしていましたが、コロナ禍を配慮して、今回は対象から外しました。競技役員の依頼を島根県、島根県教育委員会、出雲市、出雲市教育委員会などにお願いしましたが、ほとんど協会の役員と中学校の先生方ラージボールの関係者のご協力で進行・運営することになりました」
--コロナ対策で実施されていることはありますか
内田事務局長
「念には念を入れて消毒です。1階、2階の会場については一方通行。日本卓球協会からの指示もあり、換気の時間も取りました。受付や練習の時間も男女や地域ごとに時間帯を分けました」
嘉本理事長
「一番心配されたのがコロナ感染です。とにかく安全に、健康な状態で帰ってもらうということをモットーにしました。また、昨今の大会が出来ない環境が常態となっている中で、子供たちに何とかして試合をやらしてあげたい一念で開催に臨みました」
--大会初日を迎えたご感想を
石田会長
「全国大会を地方で開催する意味は、間近で全国レベルのプレーを見て刺激を受けることにあると思います。今回は無観客での開催となり、地元の小中学生に全く大会を見てもらえなかったことが残念です。次からの全国中学校大会が何の心配もなく開催出来ると良いと祈っています」
持田副理事長
「今回、競技役員の補助員から中学生、高校生を外しました。通常、競技役員にあまりなっていなかった22~26歳くらいの若手の人たちに声を掛けたら協力してくれたことは新たな発見になりました」
嘉本理事長
「やっとの思いで願いが通じたとホッとしています。島根県はコロナでの死者が一人も出ていません。また、全国的に見ても感染者は少ない中での大会なので、逆に非常に気を使いました」
試合が終わるごとに卓球台の消毒作業。若手役員の活躍も目立った
--今後の展望、課題を教えてください
石田会長
「競技力のある強い島根県を作りたいというのは一番です。全国的に活躍する選手を県内で育てていきたいです。二番目は競技人口を増やすことです。実際に中学校までは多くいますが、高校に入る段階で、特に女子は少なくなっていきます。選手たちが高校に入っても競技を続けてくれればと思います。三番目は、生涯卓球としてのスポーツを楽しんでくれる人たちを増やしていきたいです。60歳から初めてラケット握る、健康維持のために新たに始める人たちにも卓球を楽しんでいただきたいです」
嘉本理事長
「私が3月31日で理事長職を降り、新しい理事長に持田俊司副理事長が就きます。14年間、理事長職に就き、思い出に残っている大会は2011年の全国ホープス選抜です。東日本大震災の影響で直前の一週間前に中止になりました。すべて準備が整った段階での中止だったので、大きく印象に残っています。最後になりますが、全国の先生方、島根県卓球協会の皆さん、役員の方々に協力いただき、今までやってこられました。深く感謝を申し上げます」