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前回大会が中止となり、2年ぶりの開催となった関東高等学校大会。
今回、茨城県・かみす防災アリーナで71回目の開催となった。
大会運営・感染症予防対策に携わった茨城県高等学校体育連盟卓球専門部の吉岡浩委員長にお話を伺った。
第71回関東高等学校大会
6月4~6日 茨城県・かみす防災アリーナ
吉岡 浩(よしおか ゆたか)
茨城県高等学校体育連盟卓球専門部委員長
水戸第二高校教諭
選手のために何としても大会を開催したい
現在の感染状況の中で、大会を開催して良いのかと躊躇する気持ちと、大会が立て続けに中止になる中で可能性がある限りは選手たちのために開催してあげたいという気持ちの半分半分でした。私は学校では2年生の担任をしています。
昨年、関東高校大会が中止となり、1・2年生にとっては初めての同大会でした。生徒たちに対して、何としても開催してあげたい想いが強い反面、生徒の安全安心を考えると不安な気持ちもありました。
しかし、この2年間何もできなかったので、大会を開催したいという気持ちは強かったです。
会場ではできる限りの感染症対策を
手指、卓球台、ボールの消毒を徹底して行いました。試合前後、選手とアドバイザーの方に手指消毒、卓球台は試合ごとに消毒を行いました。
また、都県委員長同士のコミュニケーションで大変な部分がありました。コロナウィルスの影響で対面での会議を開催できなかったからです。リモートでの打ち合わせなので、限られた時間の中で効率よく準備を進める必要がありました。
試合前に消毒を受ける選手
試合ごとに卓球台の消毒
準備期間が限られた中で選手が安心してプレーできる環境を
我々は奉職先の異動もあるので、具体的な準備は新年度になってからになります。本来は、8ヶ月ほど前から準備委員会を立ち上げます。しかし、今回は開催できるかどうか分からなかったので、委員会を立ち上げられず、会場の確保しかしていませんでした。準備期間が少ない中で、プログラムなどにミスがありました。しかし、選手たちが安心してプレーできる環境を整えることはできたと思います。
今後は、コロナウィルスがどうなるか分かりませんが、こういった状況が続くのであれば、安全・安心を考慮した上で、できるだけ、生徒の活躍する大会の機会を減らさないでいければと思います。