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前回の2020年大会が中止となり、2年ぶりの開催となった全国教職員卓球選手権大会は、今回、65回目を迎え、福島県郡山市で開催された。
運営・感染症予防対策に携わった一般社団法人福島県卓球協会の深谷秀三名誉会長、齋藤一美会長、五十嵐修二理事長の3名にお話を伺った。
第65回全国教職員卓球選手権大会
7/30~8/2 福島県・宝来屋郡山総合体育館
深谷秀三(ふかやしゅうぞう)名誉会長
齋藤一美(さいとうかずよし)会長
五十嵐修二(いがらししゅうじ)理事長
--大会開催の感想をお聞かせください
深谷名誉会長
「大変うれしいです。コロナ対策を最大限にして、大会に臨めたと思います。開会式では郡山男声合唱団『ドンカラック』の皆様にご出演いただきました。男性合唱団は全国でも珍しく、知り合いの方がいたので、思い切って頼んでみました。合唱団の皆さまも中々発表の機会がない中で、思う存分歌を披露していただき、大変良かったです」
開会式でのアトラクション、郡山市の男声合唱団『ドンカラック』が歌声を披露。大会を盛り上げた
五十嵐理事長
「去年はいろいろな全国大会が中止になって、今年は徐々に大会が開催されています。その中でも全国大会としては最初の方の大会だと思うので、今大会が狼煙を上げる役割を果たしてくれればと思います。また、今大会では役員の抗原検査や試合前の選手の手指消毒などの対策をしました」
試合前後に手指消毒を徹底して行った
--苦労したことや大変だったことは
深谷名誉会長
「組み合わせの作成です。この大会は種目数が男女合わせて27と多いです。さらに今回、年代別では、去年大会が開催できなかったため、年代のカテゴリーがひとつ上がってくる方が2年分います。例えば、男子ハイセブンティの参加者は18人ですが、シードが10人います。1回戦からシード選手同士が当たるということがあって、きちんとした組み合わせになるように気を使いました」
--コロナ禍になって初めての東北での全国大会ですが
深谷名誉会長
「コロナ禍で大会を開催できるかどうかがずっと頭にありました。幸いにも郡山市が体育館を貸してくださいました。今回参加者は約400人で例年と比較すると約3分の2でした。入場可能数は国の規定で2分の1です。当館の観覧席数は2400なので、入場制限をせずに済んだので、その点は助かりました。選手の事情に目を転じると、本人は参加希望ですが、学校や所属先から許可がもらえず参加できないケースが多々ありました。そのため、例年行っている連続出場や通算出場表彰を今年は対象外にしました」
大会会場の宝来屋郡山総合体育館
齋藤会長
「郡山市はスポーツ文化の経済活性化や振興に力をいれています。このような状況下で大会が開催できたのは郡山市の品川萬里(しながわまさと)市長と深谷名誉会長の長年の信頼関係があってこそです」
五十嵐理事長
「安全安心を第一に考えて大会を開催しました。大会終了後に感染者が出ないことを本当に祈ります」
--今後の目標についてお聞かせください
齋藤会長
「福島県卓球協会としては毎年全国大会を開催して、経験を重ね、一枚岩となってゆくのが方針です。今年は、10月に全日本選手権大会(マスターズの部)、来年の4月は南相馬市で日本リーグビッグトーナメント大会を予定しています。大会を開催することで経験、強化、普及、協会の組織中立化を図っていくことが一番大切だと思います」