全日本団体　中国電力が2連覇を達成

2021年全日本選手権大会(団体の部)が、10月15～17日に栃木県のTKCいちごアリーナで開催された。

決勝では中国電力とサンリツが対戦。1番で宋恵佳(中国電力)が松平志穂を破り、中国電力が先制する。続く2番は、永尾尭子(サンリツ)が井絢乃にフルゲーム接戦で勝利し、1-1と並んだが、3番では成本綾海(中国電力)が有延優希に勝利し奪い返すと、4番で井が2番の敗戦の雪辱を果たして中国電力が勝利。2連覇を達成した。

中国電力　和田圭輔監督コメント

「正直、𡈽田(美佳)が抜けて戦力に不安があったが、今年から初起用した井が想像以上に活躍してくれた。

井はもともとポテンシャルは非常に高い選手だったが、中々出場機会に恵まれず、試合の勝ち方がわからない部分もあったが、ビッグトーナメントをきっかけに自信が一気について、そこから活躍しだした。

決勝戦のオーダーは、井が日本リーグで松平選手に勝っていたし、成本も有延選手に分がいいということはわかっていたので、一人一人役割を果たしてもらうことを狙った。宋への信頼ももちろんあった。

中国電力は対戦チームとの相性を考えて、4人から選んで起用できる層の厚さも強みだと思っている。

今大会で特に苦しかったのは早稲田大戦で、笹尾選手はTリーグで活躍しているし、あまり相性がいい選手ではないと思っていたので、準決勝が一番の山場だと思っていた」

準決勝
中国電力 3-1 早稲田大学
●1成本綾海 0(-11,-11,-12)3 笹尾明日香
○2宋恵佳 3(10,11,3)0 杉田陽南
○3井絢乃 3(11,6,8)0 岩越帆香
○4宋恵佳 3(8,-9,8,4)1 笹尾明日香

サンリツ 3-0 神戸松蔭女子学院大学
○1松平志穂 3(-9,5,7,10)1 鶴岡菜月
○2永尾尭子 3(9,9,-9,6)1 枝廣瞳
○3有延優希 3(9,9,-4,10)1 木塚陽菜

決勝
中国電力 3-1 サンリツ
○1宋恵佳 3(7,4,-9,8)1 松平志穂
●2井絢乃 2(9,-5,11,-10,-5)3 永尾尭子
○3成本綾海 3(5,7,8)0 有延優希
○4井絢乃 3(3,7,5)0 松平志穂

宋恵佳(中国電力)

成本綾海(中国電力)

井絢乃(中国電力)

永尾尭子(サンリツ)

有延優希(サンリツ)

松平志穂(サンリツ)

笹尾明日香(早稲田大学)

杉田陽南(早稲田大学)

岩越帆香(早稲田大学)

鶴岡菜月(神戸松蔭学院大学)

枝廣瞳(神戸松蔭学院大学)

木塚陽菜(神戸松蔭学院大学)

白山亜美(明徳義塾高校)

徳永美子(十六銀行)

鈴木李茄(昭和電工マテリアルズ)

谷本史奈(百十四銀行)

張本美和(ジュニアナショナルチーム)

出雲美空(エクセディ)

菅澤柚花里(四天王寺高校)

小川彩音(栃木県選抜)