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いよいよ2021世界卓球選手権ヒューストン大会の男子シングルス、ダブルスの優勝者が出揃った。
男子シングルスは樊振東(中国)とスウェーデンの若武者・モーレゴードが決勝で対戦した。樊はダブルスでまさかの敗退。これまで目の上のたんこぶであった強敵・馬龍が出場していないこともあり、男子シングルスのタイトルは是が非でも欲しいタイトルであった。そのため1本目から気持ちを前面に出してプレー。得意のバックハンド攻撃に加え、要所で回り込みフォアハンド攻撃を仕掛けていく。一方モーレゴードはやや受け身になってしまい、カウンター攻撃が中心となる。どうにかリズムを崩したいモーレゴードは、トリッキーなレシーブなどでタイミングを崩してミスを誘うが、同じミスをしないのが中国人選手の強み。2回目以降はしっかり対応し、得点につなげていく。
こうなると後がないモーレゴード。捨て身の攻撃を仕掛けるが、ことごとく樊に返球されてしまい、ストレートで敗れた。この結果、樊振東の優勝が決定、会場が大きく盛り上がった。
樊振東 4(6,9,7,8)0 モーレゴード
※樊振東は初優勝
▲要所でフォアハンド攻撃を仕掛けた
▲新鋭・モーレゴード。これからの活躍にも期待したい
◆男子ダブルス
男子ダブルスは、中国ペアに2連勝したファルク・K.カールソン(スウェーデン)と張禹珍・林鐘勲(大韓民国)が対戦。試合序盤は大きなラリーからの得点を重ねたスウェーデンペアが2ゲームを先取するが、3ゲーム目からは上手くストップレシーブからの展開を仕掛ける大韓民国ペアが勝利2-1となる。嫌な流れを断ち切りたいスウェーデンペアは、短いボールをフリックで処理するなどアグレッシブに攻めていくと、韓国ペアのミスが目立ち始める。結果、ゲームカウント3-1でスウェーデンペアが勝利し、1991年千葉大会以来の、個人種目での優勝を果たした。
▲喜ぶスウェーデンペア
▲善戦した大韓民国ペア