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●男子シングルス準決勝
水谷隼(木下グループ) −5、8、9、6、6 木造勇人(愛知工業大)
男子シングルス準決勝の第2試合、水谷が木造との左腕対決を4ー1で制し、13大会連続の決勝進出!
「試合前のアップで水谷さんの緊張を感じていた。チャンスはあったと思うけど、それをつかめなかった」と語った木造。バックハンドでうまく緩急をつけ、切れ味鋭いフォアのカウンタードライブを打ち込んで1ゲームを先取したが、水谷は2ゲーム目から徐々にギアを上げ、木造のフォアをうまく攻めた。
レシーブでは中盤から得意のストップではなく、あえてチキータを多用。水谷のチキータは横回転が強く、現在主流となっている速いチキータとは違う。すぐに台から距離を取り、返球に備えた木造はうまくタイミングが取れず、返球があまくなったところをバックハンドで上から狙われた。
「水谷さんを見習うことも大事だけど、乗り越えていきたい。向かってこられる立場で勝ち続けている水谷さんは本当にすごいと思うし、自分もそういう選手になりたい」。今後への決意を語った木造。シニアの年代に入り、覚悟を持って臨んだ全日本でダブルス優勝、シングルス3位という好成績を収めた。天才・木造勇人のセカンドステージが始まろうとしている。