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●男子シングルス準々決勝
水谷隼(木下グループ)11、8、7、10 丹羽孝希(スヴェンソン)
木造勇人(愛知工業大)8、5、8、7 町飛鳥(シチズン時計)
男子シングルス準々決勝、最大の注目カードはストレートで水谷に軍配!
1ゲーム目、中盤で逆転した丹羽が9ー5でリード。しかし、丹羽にバックハンドのミスが出て水谷が13ー11と逆転し、重要な1ゲーム目を先取した。「何としてでも1ゲーム目を取りたかった。落とした時点で、自分としてはかなりキツイなという気持ちでした」と試合後に丹羽は語った。
「最後のほうはどのサービスを出してもストップされて攻められる、出すサービスがなくなったし、自分のレシーブもうまくいかなかった」(丹羽)。4ゲーム目にはストップからのフォアストレートへ放つ水谷の4球目フォアドライブに、丹羽が反応できず、手ではたき落とす場面が何度もあった。丹羽のコースを読み切り、回り込んで放つ水谷のパワードライブは威力抜群。4ゲーム目は丹羽が4ー7から10ー7と逆転でゲームポイントを握ったが、水谷がさらに5点連取で上回り、一気に決着をつけた。
「Tリーグで対戦した時はラリーを続けてくれて勝てたけど、今日はラリーをさせてもらえなかった。強かったです」(丹羽)。さすが水谷、という試合内容だった。
そしてベスト4、最後の1人は木造勇人。町を速攻で退けてベスト4に進んだ。
速い打球点で打ち込む木造に対し、町は少し下がった位置で攻撃をしのぎながら反撃のチャンスを伺う。しかし、それでも追いつけないほど今日の試合の木造は速かった。鋭いチキータで町のバックを突いたところで、次は打球点の早いバックドライブ、回り込んでのシュートドライブで町のフォアサイドを厳しくえぐる。少しでもあまくなったボールは見逃さずにガンガン攻め立て、左右に揺さぶる展開が続き、終わってみればストレートで圧勝。水谷の待つ準決勝進出を決めた。
大学生となった今年度は、なかなか結果が残せていなかった木造。スウェーデンリーグにも参戦し、腕を磨いてきた。今大会では5回戦で松平賢二との死闘を制し、吉田雅己にも我慢のプレーで成果を見せたベスト4だ。