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ITTFワールドツアーの年間成績上位者のみが出場できる、ITTFワールドツアーグランドファイナルが、鄭州(中国)で行われている。
大会初日は、混合ダブルス、男女ダブルス、そして男女シングルスの一部が行われた。
昨晩、あるチームの関係者から「なぜ日本のメディアがこんなに来ているのか。熱心ですね」と言われた。
「日本は1月に発表される世界ランキングで、五輪のシングルス代表が決まります」と返答すると、とても驚かれていた。そして会場につくと、「日本のメディアの方がいつもこんなに来てくれてありがたい。しかしなぜこんなに取材にくるのだろうか?」と親しいITTFのメディアの方に言われる。
「五輪代表が決まる大事な試合なんだ」と説明するとこちらもとても驚いている様子であった。
昨日に組み合わせが決まり、ポイント争いでリードしている石川佳純が先に試合を行い、その後に平野美宇が試合を行うスケジュール。両者ともに、言葉では表せないプレッシャーがあったはずで、この状況で『何も意識せずに、プレーする』がどんなに大変なことなのだろう。
敗れはしたが、石川は、現・世界チャンピオンの劉(中国)に対し、素晴らしい試合を展開。リードする場面もあるなど力を発揮した。平野も1ゲーム目こそリズムに乗れない感があったが、2ゲーム目以降は本来の実力を発揮。平野も結果的には敗れたが力を発揮した。
石川も敗れ、平野も同じラウンドで敗れた。この結果、1月に発表される世界ランキングで、平野が石川を上回ることができないことが決まり、石川の日本人選手上位2番手が決定、五輪は3大会連続となるシングルス代表が確実となった。
会見で、涙するシーンが印象的だった。
▲敗れはしたが、収穫のあった大会
▲最後まで自分らしくプレーした平野