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第36回全国ラージボール大会は、11月3~5日に福井県営体育館で行われた。
全国ラージボール大会の歴史は、今から35年前にさかのぼる。
日本卓球協会の故・荻村伊智朗氏が「子どもからお年寄りまで、気軽に楽しめるスポーツを」と発案し、1988年に誕生。同年には第1回大会が富山県で開催された。
その後、競技人口は徐々に増加していき、2017年の30回大会には2,500名が参加、年代別・ランク別で計112種目が行われた。
競技人口の増加や選手の技術レベルの飛躍的な向上に伴い、翌年からは競技性を主とする「全日本選手権大会」、普及を目的とする「全国大会」と2大会に分けて開催されることとなった。
「全国ラージは毎年仲間に会える場所」と出場者が口を揃えて言うとおり、試合だけではない楽しみがある全国ラージ。
その会場でラージボールを始めたきっかけや、ラージボールの魅力について、インタビューを行いました。
兵庫県代表 今津健太郎選手・名嘉山香選手(Team-Metro)
———ラージボールを始めたきっかけは何ですか?
今津選手:ずっと硬式をやっていたのですが、名嘉山さんからダブルスのペアを組んでくれないかと誘われたことがきっかけで始めました。
名嘉山選手:TTSタカハシの高橋社長からお誘いいただき、始めたのがきっかけです。
———ラージボールの魅力は何ですか?
今津選手:硬式だと先に仕掛けた方が勝ちというようなことが多いけれど、ラージボールは緩急をつけたりしなければならない。強いボールを打つだけでは勝てないというところが面白いです。
名嘉山選手:硬式にはない緩急の駆け引きだったりとか、作戦も硬式とは少し違ったりとか、メンタル面も左右されるのが面白いです。
大阪府代表 内海桂太選手・内海麻里選手(ひらかた卓球場)
———ラージボールを始めたきっかけは何ですか?
麻里選手:ニッタクの内田(康裕/元全国ラージ優勝)さんから「ダブルスを組んでみない?」と誘われたのがきっかけで、初めてラージボールを経験させてもらいました。内田さんが師匠です(笑)
桂太選手:僕は奥さんと内田さんがダブルスを組んでいるときの練習相手として始めました。
———ラージボールの魅力は何ですか?
桂太選手:硬式では味わえない緊張感と、一点を取る大変さが、ラージボールをやっていて一番難しいと同時に面白いと感じる部分です。
麻里選手:頭を使いながら、緩急をつけながらとラリーするのが、すごく難しいけど、面白いところだと思います。
沖縄県代表 野原佳代子(さわやかTC)
———ラージボールの魅力は何ですか?
ラージボールの楽しさは仲間がいること。
ダブルスパートナーが計画して、全国大会や九州大会、温泉卓球に連れて行ってくれるんです。そして、試合が終わったら温泉に入って帰る。沖縄には温泉が少ないから楽しくて…。だから、ラージボールはやめられない!
岩手県代表 古川幸守選手 (一関クラブ)
———ラージボールを始めたきっかけは何ですか?
子育てに手がかからなくなって時間に余裕ができた時に、高校時代の同級生からラージボールに誘われたことがきっかけです。
———ラージボールの魅力は何ですか?
硬式だと「勝たなければいけない!」と思うけど、ラージボールは楽しくできる。
また、皆さんと交流しながら練習も楽しくできることです。
兵庫県代表 逆瀬川伸恵選手(HYOGOラージ)
———ラージボールを始めたきっかけは何ですか?
以前、全国ラージは予選がなくエントリーすれば出られる大会だったので、ダブルスを組んでいる大久保さんから「全国大会行きたいか?」と誘われまして(笑)
「行ってみたいです、ぜひ!」と答えたら「それならラージをせい」と言われて、それがきっかけでした。
———ラージボールの魅力は何ですか?
一回試合した方と友達になれることです。全国の友達に挨拶や声掛け、応援していただいたりする。そして、全国ラージでまたお顔を見られる。これが一番の魅力だと思います。
宮城県代表 髙橋寿・八巻美和子(イースタンクラブ)
———ラージボールを始めたきっかけは何ですか?
八巻選手:宮城県は硬式をやっているチームが少なかったので、卓球をしたいなと思って始めたのがラージボールでした。
———ラージボールの魅力は何ですか?
高橋選手:ラリーが続くことです。色々なボールが返ってくるので大変ですが、頑張っています(笑)
福岡県代表 小早川恒太・小早川綾佳(水城TTS)
———ラージボールを始めたきっかけは何ですか?
旦那:卓球場経営をしていて、ラージボールの個人レッスンを始めたいと思い、指導するなら自分も経験しようと思って始めました。
奥さん:主人が始めて、私もやってみようかなと思ったのがきっかけです。
———ラージボールの魅力は何ですか?
旦那:硬式と違ってラリーもすごく続くし、自分の性格が出る競技なのかなという印象があります。我慢強さが大事だったりとか、ある意味面白いと思います。
奥さん:硬式と違って、丁寧に入れていかないといけないのが、すごく難しい競技だと思います。
女子シングルス80出場 千葉県代表 西沢マサ子
———ラージボールの魅力は何ですか?
勝てないですが、お友達がたくさんできますし、基本に戻れると思います。
我慢だな、というのを常に体験しています。
ボールが優しいので色々なことをしたくなってしまって、結果勝てませんでした(笑)
インタビューにご協力いただいた選手の皆様、ありがとうございました!