OFFICAL ACCOUNTFOLLOW US
TOPICS
2025年1月15日~4月16日まで、6回に分けて「パーキンソン病患者卓球教室」がニッタク地下卓球場で開催された。
本卓球教室は、順天堂大学附属順天堂医院脳神経内科 星野泰延医師のプロジェクトの一環として行われ、卓球がパーキンソン病患者に取ってどのような可能性を持つかを探る試みとなった。
■パーキンソン病と卓球について
パーキンソン病は、脳内のドパミン神経細胞が減少することで発症する進行性の神経疾患のひとつで、指定難病とされている。
パーキンソン病の症状改善に対し卓球が運動療法として有用であることは知られており、ITTF財団も世界パーキンソン卓球選手権大会を主催し開催している。
■佐藤正喜コーチコメント
教室の始まりには卓球に重要な連想・発想を訓練するため、ジェスチャーゲームや、連想クイズなどを実施してから技術指導に入りました。
参加者の中には「はじめて卓球をしました!」という方や、既に何年も卓球をしている経験者もいましたが、皆さん今まで自己流で練習してきたこともあり、佐藤コーチの指導は目からうろこだったようです。
経験者の中には、大会に出場する腕前の方もいて「以前は1回も勝ったことがなかったのに、ついに1勝することができました!」と言う方も数名いました。
教室の目標としては、①怪我なく無事に終了すること②皆さんが笑顔で、なおかつ少しでも技術が上達して卓球を続けてくれることでしたが、どちらも達成できてよかったです!
■教室に参加したニッタク社員のコメント
教室開始前には、参加者同士で自主練習する姿がみられました。
教室参加者全員が佐藤コーチのアドバイスを真剣な表情で聞き、向上心をもって一生懸命取り組んでいる姿が印象的でした。
また、参加している皆さんの卓球を楽しんでいる姿や表情をみて、私自身も元気をもらいました。
主催:順天堂医院(順天堂大学附属順天堂医院脳神経内科 星野泰延医師研究プロジェクト)
協力:日本卓球株式会社
講師:佐藤正喜(日産自動車)
写真提供:日本卓球協会