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第52回全日本社会人選手権が、9月15~17日まで、アミノバリューホール(鳴門県民体育館)で行われた。
男子シングルス決勝は、昨年度準優勝の丹羽孝希(スヴェンソン)と町飛鳥(シチズン時計)が対戦。両者は、中学・高校・大学と同じ釜の飯を食べた仲である。
試合は、町の鋭いフォアハンド攻撃が決まり2ゲーム先取する展開。しかし丹羽のコーナーを突く攻撃で、2ゲームを奪い返す。その後は一進一退の攻防となるが、最後は丹羽の両ハンド攻撃が決まり、優勝を決めた。「町選手とは中学校から同じ所属でしたし、今でも私がシチズン時計さんの練習場で練習させていただく機会があるので、やりにくい部分もありました。自分の中で、全てのカテゴリーので優勝したい、という気持ちがあるので、この大会にも出場しました」と丹羽。
▲優勝の丹羽孝希
女子シングルスは、平侑里香(サンリツ)と森薗美咲(日立化成)が対戦。両者とも、バック面に表ソフトラバーを貼るスタイルで、前陣での打点の早い攻撃が特徴であった。試合も、スピーディーな展開となり、平が要所で森薗のミドルやコーナーを突く攻撃で得点をあげ、ゲームカウント4-1で勝利した。「昨年もそうだったのですが、自分で我慢できずに攻めすぎてミスをしてしまいました。今回はその反省を活かし、我慢のプレーができたのが要因です」と平。
▲要所でコースを突いた攻撃をみせた平
男子ダブルスは、松下海輝・藤村友也(日鉄住金物流)が優勝。「決勝戦は負けかけていて、正直諦めそうになる展開でした。しかし自分たちも4回戦で勝ちを意識して苦戦した経験があったので、相手が少し消極的になっていたのがわかったので、まだチャンスはあるな、と思い、諦めずにプレーしたことがよかったです」と両者。
▲最後まで諦めずプレーした松下(右)・藤村
女子ダブルスは、平野容子・森美紗樹(豊田自動織機)が優勝。「今年の大阪オープンで3位になることができ、少しダブルスに自信がつきました。その後、日本リーグでも結果を出すことができていたので、自分たちの持ち味を発揮することができれば良い成績が出せると思っていました。山場は4回戦だったので、それ以降は無心でプレーすることができました」と両者。
▲お互いの特徴を活かし、豊田自動織機としても全国初のタイトルをもたらした平野(左)・森