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2018.05.02

#RESULTS

【男子グループリーグ第5戦】日本、シンガポールに圧勝で2位通過

男子グループリーグ第5戦。
日本は4敗中のシンガポールと対戦。これまできわどい試合の多い日本だったが、この試合では伸び伸びとそれぞれの特長を発揮する清々しい内容となった。
トップで張本がエースのガオ・ニンを持ち前のスピードで一蹴すると、つづく2番水谷も安定したプレーで圧勝。
3番には今大会初めて大島が登場。大島は初戦を感じさせないキレのあるフットワークで幾度となく威力のあるフォアドライブを披露。
日本は危なげない戦いぶりでシンガポールを3-0のストレートでくだして4勝1敗でグループリーグを終えた。
試合後のミックスゾーンでは、倉嶋監督を始め、選手たちからやっと笑顔が見られた。

 

トップバッターでベテランガオ・ニンをくだした張本智和

 

盤石の力を見せた水谷隼

 

初登場ながら持ち味を発揮した大島祐哉

 


 

【スコア】
日本3-0シンガポール
〇1張本智和(5,4,6)ガオ・ニン
〇2水谷隼(8,4,5)ポー・シャオフン
〇3大島祐哉(3,5,3)ベー・クンティン

 


【日本チームコメント】

 

倉嶋洋介監督
「シンガポールはガオ・ニンが強いのですが、張本があそこまで点数をとらせない、いいプレーをしてくれるは思っていなかったので、張本自身も調子が上がってきていると思います。各国のレジェンドと呼ばれるベテラン選手をなぎ倒しているので、この大会を通して成長できているのではないかと思います。
張本にとってやりづらいところが一つもなかったと思います。ガオ・ニンのナックル性の重いブロックを苦にしなかったことと、出足からフォアにバックハンドを突くことができていたので、調子が上がってきているなと思いました。
大島は強さが際立った試合だったと思います。これで全員1試合をすることができたので、今日のドローによって、どう起用していくかを考えていきたいと思います。
水谷は、体はよくなってきていると思います。ただ会場のライトとか床の滑り具合がマッチしてマッチしていないようですが、会場のレイアウトも変わってくるので、それでいい環境になればいいなと思います。
(イングランド戦後は)半分は開き直って、自分のプレーを臆することなくやるのみだと思っていたと思います。半分は大会が終わったわけではないので、最後までベストを尽くすしかないと切り替えられたから、いいプレーができたのだと思います。
(グループリーグを終えて)イングランド戦は敗れましたが、他の試合についてはしっかり勝てたと思います。グループリーグ2位というのは残念ですが、これからドローによってどうなるかわかりません。もし中国を引いたとしても悔いはないですし、そこまで一つひとつ勝ち進んでいくのみだと思っています。
(夜のドローは来ますか?)もちろん!体を清めていきます!」

 

水谷隼
「1ゲーム目をやっていて明らかにレベルの差を感じたので、明日に向けてサービスレシーブを試しながらできたので、よかったと思います。
みんな日に日によくなってきていると思います。張本もすごくよかったですし、明日も期待できそうです。
(照明や床に関しては)試合を続けていけばある程度は慣れてくるので、やりづらさはだいぶなくなってきました。徐々に体も卓球の調子も上がってきているの、明日はもっといいプレーができたらいいなと思います。
(大島選手のプレーはいかがでしたか)前回のクアラルンプール大会での彼の負けがすごく印象に残っていたので、それ以来の団体戦ということで、今回1勝してくれて僕もうれしいです」

 

大島祐哉
「僕でもレベルの差を感じました。1ゲーム目の最初は緊張していましたが、サービスが効いたので緊張がほぐれました。
ここまで4戦ベンチで応援していて、みんながすごくいいプレーをしてくれていましたし、僕も応援という形で少しでも貢献できていたと思うので、今回出させていただいて、自分らしいプレーもできましたし、この舞台で試合ができたことをうれしく思います」

 

張本智和
「グループリーグの中で一番よかったです。ガオ・ニン選手には練習のバック対バックのときにボールがあっていたので、いけそうだなと感じました。
5試合全部出させていただけてよかったです。勝ち越しではありましたが、痛い1敗があったので、よかったとは思えません。
大会前から全勝したかったと思っていたので、負けた後は悔しかったのですが、その分プレッシャーを感じずに後半の2戦臨めたと思います。
イングランド戦では勝ちを意識しすぎていたので、トーナメントはあまり考えすぎずにやりたいと思います」