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2018.05.01

#RESULTS

【女子グループリーグ第4戦】日本の1位通過が決定

女子グループリーグ第4戦。
監督、選手が口をそろえて山場だと警戒していたオーストリアと対戦。
石川も「これまで1ゲームも落とすことなくきているけど、オーストリア戦では必ず落とすと思う」と第3戦後に語っていたが、いざ終わってみればオール3-0のストレートで圧勝した。
トップは4戦連続で伊藤。長身サウスポーのポルカノバに対し、序盤はフォア前にサービスを集めてバックに深く3球目攻撃を狙っていく。ポルカノバも回転量の多い下回転サービスから威力のある両ハンドを放って、ジュースまでもつれる。しかし最後はそれまで短いサービスを多用していたポルカノバが思い切って伊藤のフォアにロングサービスを出したのを伊藤がすかさずストレートに仕留めて第1ゲームを先取。第2ゲームは序盤からリードした伊藤が連取。バックを左右に打ち分けてポルカノバを揺さぶった。
第3ゲームは、ポルカノバが伊藤の表ソフトのバックを避けてフォアを狙ってくる。パワーのあるボールに伊藤はラケットを弾かれ4-7とリードを許す。しかし、そこから緩急をつけて追いつき、9-9。馬場監督が「(レシーブの種類を)混ぜて、混ぜて」と声をかけたとおり、チキータで1点、次にストップでとって勝利を決めた。

 

続く2番は石川と同じサウスポーのリュウ・ジャ。互いに短いサービスから攻撃のチャンスをうかがう。石川の攻撃に対して素早くカウンターを狙ってくるリュウ。しかし、ラリー戦になると石川が優勢。コースを左右に打ち分けながら、チャンスとみれば強打で得点を挙げていく。また、第1・2ゲームでは石川のラッキーポイントも多く、少しイラつきを隠せないリュウ。
第3ゲームも見応えのある長いラリー戦の展開。石川は効果的にミドルを攻めながら、3・4球目では緩急をつけて相手を崩す。リュウは石川のバックにボールを集めながら隙をみてフォアを狙って得点を稼ぐが、最後は石川の強気のバックハンドが決まって勝利。

 

3番平野はフォア面に表、バック面にアンチを貼る異質型プレーヤーのA.ゾルヤ。前半はゾルヤのアンチの予想以上の切れ味に、ドライブとツッツキをたびたびネットに引っ掛けてしまう。しかし、ゲームを追うごとに徐々に慣れ始めた平野は、3・4球目の早い段階で仕留めることでゲームカウント2-0とリードした第3ゲームは完全に攻略。
日本は難敵オーストリアを3-0で沈めて4勝目。1位通過を決定させた。

 

トップに勝利し、チームを勢いづけた伊藤美誠

 

盤石の強さを見せた石川佳純

 

なれない戦型にもしっかりと対応した平野美宇

 

異質を器用に使いこなすA.ゾルヤ

 


 

【スコア】
日本3ー0オーストリア
〇1伊藤(12,6,9)ポルカノバ
〇2石川(7,7,9)リュウ・ジャ
〇3平野(7,9,5)A.ゾルヤ