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●男子シングルス決勝
張本智和(JOCエリートアカデミー) 9、5、-8、2、-6、5 水谷(木下グループ)
初優勝を狙う張本と10度目の優勝を目指す水谷の対決となった男子決勝を制したのは14歳の張本。王者・水谷を4-2で破り全日本史上初となる最年少優勝を果たした。
出足から水谷を攻め立て、第1・第2ゲームを連取した張本。第3ゲームは張本リードの5-8から水谷が6ポイント連取し1ゲームを奪い返す。第4ゲームはまた流れが張本に向き、11-2と水谷をシャットアウト。張本がゲームカウント3-1と優勝に王手をかける。
後がなくなった水谷だったが、第5ゲームは7-1と大きくリード広げ張本を追いつめ11-6で第6ゲームは水谷へ。第7ゲームで勝負を決めたい張本とそうはさせじと粘る水谷。しかし、張本の勢いは止められず、3-3から張本が6点連取して9-3とする。10-4でマッチポイントを奪った張本。水谷に1点を返されるも11-5でゲームオーバー。張本が水谷を破り男子シングルスの頂点に立った。
★張本智和の優勝会見
「今まで優勝をやってきた中で一番最高の瞬間です。世界選手権の後、2回目の対戦で、決勝の舞台では相手のほうが経験値は上なんですけど、思い切って攻めて勝つことができて本当にうれしいです。準決勝までは全然消極的だったんですけど、決勝は失うものがないので思い切りいきました。今まで卓球をやってきた中で、1、2番を争う良いプレーでした。
水谷さんは逆転されてもおかしくない相手だったので、気を引き締めてやりました。実力がついてきた実感はあるので、毎試合メンタルには気をつけていた。
全日本の決勝は初めての舞台なので緊張しましたけど、声を出して緊張はだんだん少なくなってきました。この一戦で燃え尽きていいというプレーをしたかった。
(2020年に向けて)ここで優勝できたので、もっともっと成長のスピードは速くなると思う。あと2年くらいしかないですけど、海外の選手にももっと勝てるようになって、2年後またここに戻ってきて、金メダルをふたつ取れるように頑張ります」
(卓球王国配信)