OFFICAL ACCOUNTFOLLOW US
TOPICS
男子決勝は、森薗政崇と陳建安(チャイニーズタイペイ)が対戦。
パワーヒッターの陳建安に対して、森薗は台上から先手を取って、攻めていく。
第1ゲームを先取すると、第2ゲームも4-1とリードしたが連続得点を許し、さらに5-5から5-9と突き放されこのゲームを落としてしまう。
第3ゲームは、森薗が優位に試合を進めていったが、第2ゲームも前半リードから逆転されていたこともあり、10-6から10-7となったところで、タイムアウト。森薗も「ここが勝負どころだと思った」と語った通り、このゲームをきっちり取ると、第4・5ゲームも森薗の大きなラリーでは回転をかけて変化を作り、さらに打点の早いカウンター、要所でチキータが効き4-1で優勝を決めた。
さらに男子ダブルスと合わせて2冠を達成した。
森薗政崇コメント
「前回日本人として初めて優勝していて、思い入れのある大会だったので、今回も自分のやるべきことをして結果を出せればいいと思っていました。タイムアウトか高山さんに全部任せていたのですが、今大会通じて全て良い流れになっていたので、あそこが勝負どころだということで僕も納得して取りました。結果、そのゲームを取れたので、次のゲームもいいリズムでできました。陳建安との対戦は初めて。個人戦は試合と試合の合間がなかったので、映像を観て研究することはできませんでしたが、対戦したことのある先輩や後輩に話を聞きました。陳建安はフォアが強く、勝負所では3球目で回り込んでフォアで攻めてくるということだったので、1ゲーム目の出だしからレシーブで相手のフォアに散らして意識を向けて、要所ではバックに返して、相手にバックを振らせることを意識させました。
前回は世界ランクが30代後半でした。自分の卓球が良くなっている段階での優勝で、僕の卓球人生のピークでもありました。しかし、そこから2年間全く勝てなくなってしまいました。それにはいろいろな原因があって、精神面だったり、卓球に満足してしまったところがありました。そんな中での今回の優勝だったので、これを機にまた僕の卓球がどんどんいい方向に向かっていったらいいと思います」
女子シングルスは田志希(韓国)が優勝を果たした。
安定感のある両ハンドは、ラリー戦にめっぽう強く、会場が沸く長いラリーを厳しいコースを突いて何度も制した。田志希は団体、混合ダブルスと合わせて3冠を達成した
鄭怡静は開催地として優勝を目指していただけに悔しい結果となった。
【男子シングルス結果】
優勝 森薗政崇
準優勝 陳建安(チャイニーズタイペイ)
3位 ROBINOT Alexandre(フランス)、パク・シンヒョク(北朝鮮)
●決勝スコア●
森薗 6,-6,7,8,8 陳建安
【女子シングルス結果】
優勝 田志希(韓国)
準優勝 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
3位 スッチ(ルーマニア)、キム・ソンイ(北朝鮮)
●決勝スコア●
田志希 -5,5,10,-7,8 鄭怡静