【全日本】木造勇人、初ランクからベスト8へ躍進

男子シングルス6回戦、ジュニア男子王者の木造勇人（愛工大名電高）は坪井勇磨とのサウスポー対決に勝利。去年の世界ジュニアの選考会での対戦では、ゲームオール11－9で木造が勝利したというふたりの対戦。今回も木造に軍配が上がった。

「世界ジュニアの選考会の時に比べると、木造がどんどん強くなってきていて、弱点も少なくてやりづらかった。木造はバックが強いと思っていて、戦術もいろいろ考えていたけど、それがすべて出せなかった部分がある。もうちょっと思い切って戦えれば良かった。ボールの威力は自分のほうが上だと思うけど、相手のほうが前についてプレーしていたし、自分もちょっと受け身になってボールがクロスに集まってしまった」（坪井）

「今大会は一般シングルスに懸けている」という木造。ベスト8進出で自らの意志の強さを証明して見せたが、まだまだ上を狙っているだろう。明日の準々決勝では「王者」水谷隼に挑戦する。