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●ジュニア男子決勝
木造(愛工大名電高) 3(6,8,5)0 宮本(愛工大名電高)
●ジュニア女子決勝
笹尾明日香(横浜隼人高) 3(8,-7,6,5)1 長崎美柚(JOCエリートアカデミー)
ジュニアチャンピオンは木造勇人と笹尾明日香!
ジュニア男子を制した木造は、落としたゲームはわずかに1。今年もジュニアの頂点に輝いた。決勝は同士討ちとなり、「正直、やりづらかった」というが、宮本の打球コースを冷静に読み、カウンターを打ち込んだ。ラリーで打ち合うと強い宮本だが、木造の速攻戦術にはまり、張本を倒した勢いを出すことができず。得意のYGサービスも仲間内では効果が半減したか、有効な3球目攻撃に結びつけることができなかった。「読みを外されるプレーが多くて、思ったように戦えなかった。部内では木造にたまに勝つこともあるけど、木造のほうが分が良いです。1ゲーム目の4-1、2ゲーム目の6-3とリードしたところでプレーが雑になってしまったのが反省点です」(宮本)
「ジュニアは開き直ってやるだけです。張本を倒すためにやってきたし、シニアのランクを目指してきました。明日のラン決に向けて、気を引き締めたい」と決勝後に語った木造。連覇は決して彼を慢心させない。むしろ、明日からの戦いに勢いを与えてくれるだろう。木造の全日本はまだ終わらない。
一方、ジュニア女子を制したのは笹尾明日香。これまで東京選手権のカデットで優勝していたが、全国大会ではこれが初のタイトル。全国区の強豪として名を馳せてきた横浜隼人高も、個人の全国タイトルはこれが初の快挙。深く厳しく、ジュニア女子の中では抜群の威力を誇るフォアドライブを武器に頂点を極めた。特に左腕の長崎のフォアを突く、フォアストレートへのフォアドライブが光った。
「笹尾さんとは一度世界ジュニアの選考会で対戦していて、その時と同じ作戦で戦ったのが失敗だったと思う。選考会の時はサービスがすごくよく効いて、自分の特長であるドライブや5球目の攻撃が良かったんですけど、今日はしっかり対策されていて、全部弱点を突いてきた。試合中、どうしたらよいのかわからないことが何度もありました」(長崎)