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2016.12.04

#RESULTS

【世界ジュニア】日本女子、6大会ぶり2回目のV!

●女子団体決勝
日本 3ー1 中国
平野 ー7、7、ー8、7、ー7 石洵瑶○
○伊藤 8、ー1、ー9、7、8 劉煒珊
○早田 9、3、ー6、6 孫芸禎
○伊藤 11、7、7 石洵瑶

 

日本女子、伊藤の2得点の活躍、3番早田の貴重な勝利で、6連覇を狙った中国を撃破。2010年ブラチスラバ大会以来、6大会ぶりのV!

 

トップ平野が、石洵瑶の一本多く返す粘り、強烈なループドライブの回転量に押され、ゲームオールで敗れたこの試合。2番伊藤は、出足から回転量の多いバック表ソフトのドライブで劉煒珊の待ちを外し、オーバーミスを誘って1ゲームを先取。しかし、劉煒珊の巧みなバックハンドの前に2ゲームを連取され、1番に続いてゲームオールの熱戦となる。

 

ここで伊藤はサービスエースやバック表ソフトでの変化のあるチキータを連発し、10ー4とマッチポイント。ここから10ー8まで挽回されるが、最後まで落ち着いていた。相手がレシーブを浮かせたところを、バックストレートへ強烈なスマッシュで打ち抜き、日本が1勝を返す。

 

3番早田は同じ左シェークドライブ型の孫芸禎と対戦。1ゲーム目、6ー9のビハインドから逆転したことが大きくものを言った。バック対バックで試合を優位に進め、バックストレートへのバックハンドやブロックを有効に使いながら、逆にフォアを攻められた時はしっかりクロスへ打ち返す。ゲームカウント2ー1とした第4ゲーム、出足で4ー0と離すと5ー2、8ー2とリードを広げ、11ー6で孫芸禎を振り切った。

 

早田が渡した優勝へのバトン、これで4番伊藤が燃えないはずがない。今大会はスロースタートが多かった伊藤だが、4番の石洵瑶戦は第1ゲームから気合い十分。12ー11で迎えたゲームポイントで、アップサービスからのスマッシュでフォアクロスに打ち抜く。第2ゲーム以降もサービスがよく効き、バック表ソフトの攻守は変幻自在。今大会一番と思えるプレーで石洵瑶を圧倒した。第3ゲーム終盤はエッジやネットなどの運も味方につけ、最後も10ー7のチャンピオンシップポイントで、ネットインで決着をつけた。ベンチに戻った伊藤の目に涙。全員でつかみ取ったタイトルだ!