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2016.12.04

#RESULTS

【世界ジュニア】男子団体優勝も日本、アベック優勝だ!

  • 優勝を決めた松山と抱き合うチームメイト

  • トップで先制点の木造

  • 趙勝敏(韓国)

●男子団体決勝
〈日本 3ー0 韓国〉
○木造 5、7、ー9、7 趙勝敏
○張本 4、ー5、8、10 安宰賢
○松山 10、6、8 金大宇

 

女子団体決勝に続き、行われた男子団体決勝。日本は前日の準決勝で中国を3ー2で破った韓国に、3ー0で快勝。水谷隼、岸川聖也、高木和卓、大矢英俊というメンバーで優勝した05年リンツ大会以来、11年ぶりの優勝を飾った!

 

第2ステージのルーマニア戦で、一度はオーダーから外した木造を決勝トップで起用した田㔟監督。「木造と趙勝敏は、これまでに良い勝負をしていたので当てにいこうと思った。智和はこれまで安宰賢に一度も勝ったことがなくて、3回か4回やって全部負けていたんですけど、今大会これまで智和は一度も左とやっていなかった。ここで突然左とやらせるのはちょっと難しいので、安宰賢に当てにいった。オーダーはそのまま当たったんですけど、本当に木造が良い試合をしてくれた。今までにない完璧な試合だったし、決勝はそれがすべてでしたね」。田㔟監督の言葉どおり、トップ木造はサービスを効かせて趙勝敏から1ゲームを先取し、第2ゲーム以降も趙勝敏のチキータをうまくさばきながら、引き合いでも押し切るなど、これまでにない力強さを見せた。

 

2番張本は勝利した安宰賢戦を振り返り、「ラリーでもフォアを使って思い切って攻められたのと、YGサービスが結構効いた。それは田㔟さんにずっと出していいと言われていた。そのふたつが大きかったと思います」と語った。韓国男子の守護神とも言える安宰賢だが、張本戦は体のキレがもうひとつ。この決勝に限っていえば、韓国勢は準決勝の中国戦のようなファイティングスピリットがなかった。「韓国は余裕がありましたね。勝てると思っていたんじゃないですか」と田㔟監督は言う。

 

3番松山は、第2ステージと準々決勝でゲームオール(3ー2)の試合を4回こなした後、準決勝では3ー1、そして決勝では3ー0。第1ゲームに10ー4から10ー10に追いつかれたが、「焦りはなく、常に冷静だった」と語るとおり、ここからサービスエースとチキータでの得点で12ー10。あとは硬さの取れた松山が、試合の主導権を譲らなかった。勝利を決めた松山に、ベンチからダッシュで駆け寄ったチームメイトたち。予選の第2ステージで苦しみぬいた日本男子に、最高のエンディングが待っていた。