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2016.03.03

#RESULTS

【女子】ドイツ戦を終えて

村上恭和監督
「調子のいい順番に1・2・3番とオーダーを組みました。だいたい誰と当たるか予想できていたので、準備をずっとしていました。シルバーアイゼンは3番に来るだろうということも予想してたので、福原もそれに向けて準備していました。今回はスタートダッシュがすごくよく、全員1ゲーム目を取れました。これは昨日の敗戦を受けて、映像を観ながらコーチたちとどこが良かったのか悪かったのかを分析して、一番いい作戦を最初のゲームで使って、3人とも4−0とか6−0のスタートができました。石川はソルヤの苦手なところを見つけて、徹底してそこを攻めて行きました。特にサービスが良かったと思います。昨日のドイツ戦は僕の失敗でもあります。1点取れれば三つ巴で決勝トーナメントに1位通過できることはみんな知っていましたし、1点取ったところで安心してしまいましたね。練習前には「今日負けたら泥沼の順位決定戦。サブ体育館で観客のいない中、2試合ある。それはやめようよ」と話をしました」

 

石川佳純
「昨日負けてしまいましたが、内容は悪くなかったので戦術を変えれば今日はいけるかなと思っていました。たくさんの方に昨日の夜遅くまでアドバイスをいただいて、作戦を考えて教えていただいたりとか、自分自身も考えていたので、今日はすごく良いプレーができました。それぞれに勝つことができればチームは絶対に勝てると思っていたので、真っ向勝負で勝ててよかったです。今日は落ち着いてゆっくり作戦を考えながら、自分の実力を1本1本出そうと思って試合をしました。昨日は焦ってしまったので。今日は戦術勝ちだと思います。昨日は相手もノンプレッシャーでしたが、今日はプレッシャーもありますし、今日の勝負が大切で本番と思ってプレーしました。たくさんの方にアドバイスをいただいて、今日は最高の戦術でできたと思います。美誠ちゃんの試合は素晴らしいなと思いましたね。トップでの試合は本当に緊張しますし、1番が流れを作る部分もあるので、すごくいいプレーをして2番に回してくれたので、ここは絶対に勝って3番に回したいと思いました。準決勝はシンガポールか北朝鮮になりますが、自分たちの力を出すことだけだと思います。昨日は負けて今日は挑戦者の気持ちでぶつかっていけたので、その気持ちを忘れずに向かっていきたいです。韓国かドイツと決まった時は正直韓国の方がいいと思いましたが、ドイツを決まった時は、リベンジのチャンスがこんなに早く来たんだと思えたので、それが良かったと思います。」

 

伊藤美誠
「ドイツか韓国となった時に韓国が上がってくると予想していたのですが、ドイツが3−0で勝ってすごくいい調子だなと思っていたので、1からやるという気持ちで思い切って、練習から臨みました。緊張は昨日よりもなくて、楽しく思い切ってできました。オーダーが決まった時に昨日の映像を見直して、しっかりと試合に臨めたことが良かったと思います。チキータをされていたのを、サービスのコースをバックサイドに変えてそれを封じることができました。チームで獲ったメダルは5人いるので5倍嬉しいです。しかしこの結果で満足せずにもっと上を目指して頑張りたいです」

 

福原愛
「勝った瞬間は『勝った、やったー』という気持ちだけでホッとしたというか、一瞬で力が入らなくなるくらい嬉しかったです。昨日は2点を落としてしまい、ビデオを観たりして反省をしたのですが、攻めの姿勢が全然なくて初めから守ってばかりだったので、今日は攻めていこうという気持ちで思い切って戦いました。相手も昨日と比べて緊張していたと思います。2−0で佳純ちゃんと美誠が回してくれたので、ドイツもプレッシャーがあったと思いますし、思い切って戦うだけだと思いました。もし私が負けても後の2人が絶対に勝てるという強い気持ちで臨むことができました。今まで1・2番で起用されることが多かったので、その分3番の重要さもわかっていました。3番は流れが変わる試合なので、しっかりと準備をしました。昨日負けた後、日本チームの人や他の国の人が慰めてくれて、アドバイスをもらったり、いろいろな方に支えて助けていただいて、その人たちのために勝ちたいと今日は思ったので、気持ちを切り替えて臨めました。ドイツと当たるのは正直嫌でしたし、次の日に同じ相手とやるのは今までにもなかなかないことでしたが、ここで逃げたら絶対ダメだと思ったので、今日勝つことができて少し精神的に強くなれたかなと思います。
昨日はワカ(若宮)も励ましてくれて浜本さんからすごく長いメールをもらったので、2人のためにも絶対にメダルを獲りたいと思っていたのでホッとしていますが、ここからまた気持ちを切り替えて準決勝に臨みたいと思います。浜本さんからのメールは励ましてくれる内容で『このチームで戦うことができてすごく嬉しい。負けてはしまいましたが、感動しました』という内容で、もっと頑張らなきゃなと思いましたし、後輩に心配をかけているようじゃダメだなと思いました」