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少しだけ体が硬くなって動きのキレが落ちたり、フォアの精度が落ちたりした部分が最後まで尾を引きずってしまったと思います。試合は得てしてそういうことがあって、すごく順調にいっているのに、急に入らないと不安になってしまって身体のキレがよくなくなったり、ミスが出てしまうことはあります。ただ、まさか負けるところまでいくとは思いませんでしたが、他の選手がしっかりカバーしてくれて、最後は水谷が勝負かけて終われたので良かったと思います。オーダーはフレイタスが必ず2点出てきてあとはモンテイロとアポローニャがどちらにくるかという感じでしたので、五輪メンバーで行こうとオーダーを組みました。ただフレイタスは自ら調子が悪いので3番に下げてくれと監督に直訴したとのことでした。丹羽の今日のプレーは素晴らしかったですね。昨日出なかったことであそこまで変われるというのは実力があるということだと思います。丹羽には自分の得意なチキータとサービスで戦うしかないと言いました。今回はフレイタスという強い相手だったので、気持ちも安定していましたし、最初から勝つんだという気持ちで珍しく声を出したり、ガッツポーズをしたりしていたので、気合が入っているなと感じました。あそこまで簡単に勝つとは思いませんでしたし、水谷が負けた後の試合で緊張感もありましたが、その中であのプレーができるのはさすが丹羽だなと思いました。最後は詰めが甘い部分がありましたが、調子自体は上がってきていると思いますし、昨日調子を聞いたら「自信を持っていけます」と言っていたので、少し大丈夫かなと半信半疑でしたが、要所要所で素晴らしいプレーをしてくれたので良かったです。
予選リーグを全勝で抜けられて、まずは第一関門突破できたと思います。次はメダル獲得なのでそこに向けてリフレッシュして頑張りたいと思います」
「水谷さんの結果については僕のプレーに影響はなくて、今日使ってもらえただけでも嬉しいので、それまでの分を取り返そうと頑張りました。相手は世界ランキング11位の選手なのでその選手に3−0で勝てたことは自信を持っていいと思います。しかし、フレイタス選手も調子が悪くてそれで勝てた部分もあると思うので、次やったら勝てるかわからない、それほど強い選手です。知ってる相手や最初から強いとわかっている選手だったらこれくらいはできるので、初めて見る選手や世界ランキングが少し低い選手に対して最初からもっと気を引き締めていかなければいけないと思います。今日使ってもらって、正直出れると思っていませんでした。もし決勝トーナメントも使ってもらえるのであれば、昨日までの分を取り返せるように精一杯プレーしてチームに貢献したいです」
吉村真晴
「プレーとしては非常に良くなってきているのを感じています。アジア選手権やドイツオープンで格下に負けることが多かったので、世界の舞台での自信というのがなくなっていたところだったのですが、気持ちを鼓舞して『絶対に勝つ』という気持ちで臨めたし、久しぶりに同等の世界ランキングの選手に勝つことができて、また、この世界卓球団体戦で勝てたことは非常に自信になると思います。全体的に自分のサービスが効いていましたし、1ゲームを取られてからも積極的に攻められたのが、よかったと思います。孝希と同じように1・2試合目は格下の選手で、やはり多少はメンタル的に余裕を出しすぎて、『これを打ったら返ってこないだろうと』と、身体が反応して戻りが遅くなっていたので、今回のアポローニャ選手が強い選手なので、連続して打たないと絶対に勝てないと思っていたので、フットワーク力を出せたと思いますし、連続して相手にプレッシャーを与えることにつながったと思います。
(ベンチで水谷選手に肩を叩いて声をかけていたことについて)水谷選手も『全勝で』と明言してましたし、誰も声をかけられない状況だったので、やはり誰かが声をかけて一旦リセットせた方がいいのではと、『みんながいるし、大丈夫』と声をかけました。まだまだ良いサービスが出せると思うので、明日1日見直して、出させてもらえることがあれば、しっかり自分の仕事をしたいと思います」
水谷隼
「3ゲーム目の7−4でリードした場面で確実に油断しましたね。1・2ゲーム目の出来も良くはなかったのですが、結構簡単に取れて3ゲーム目も7−4でリードして、調子が悪い中で簡単に勝てそうだなと考えたら急に流れがガラッと変わってしまいました。自分らしくないミスがたくさんありましたし、なかなか思うようなプレーが3ゲーム目以降はできなかったですね。相手の調子もあまり良くはなさそうでしたが、自分が先に崩れてしまいました。なんとか立て直そうとしましたが、一つも点数を取れるものがなくて、どのボールに対してもミスが出てしまって、最後まで修正できなかったです。どんな時でも相手の方が1本多く入れてきました。こういった試合展開は今までにもなかったわけではないですが、久しぶりになりました。4番でのおアポローニャとの試合は、自分が本来の調子を取り戻せば絶対に負ける相手ではないので、負けたことを気にせず試合に入りましたが、最初から最後まで調子はあまり上がりませんでしたが、その中で自分ができるプレーを精一杯やったことがこの結果につながったと思います。ずっと予選では負けていなかったので、すっきりした気持ちもありますし、負けましたが、丹羽と吉村がとってくれて嬉しい気持ちもあります。
今日の丹羽は今までの対戦とは違って気合いも入っていましたし、明後日以降の試合でもこういうプレ−をしてほしいです。もう少し競るかと思いましたが、3−0で勝ってすごいいい流れで回してくれたので、そこで僕が2点落とすわけにはいかないと引きずってはいましたが、絶対に負けられないという気持ちでした。
負けたことによって次のために修正できることがあると思います。これが五輪や決勝トーナメントじゃなくてよかったです。
今日はパフォーマンスにしても動きにしても集中力にしても良い状態持っていくことができなかったのは反省しなければいけないと思います。
明日は試合がありませんが、今日のプレーを反省しつつ気持ちを切り替えたいです。今日よりも絶対に良いプレーが明後日できるのではないかと思います。『これが水谷隼のプレーだ』というアピールをしたいし、2点取ってチームを引っ張っていきたいです」