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2016.02.29

#RESULTS

【女子】日本、北朝鮮戦を終えて

村上恭和監督
「カットのリ・ミョンスンに対してはカットのちょっとした変化がわからなかったようですが、徐々にわかるようになりました。今まではツッツキの変化がよくわからず、安全にいったところフォアハンドのシュートドライブで狙われていましたが、今は変化がわかるようになったので、バックに厳しく攻めたので、相手は下がらせたことがよかったと思います。リ・ミョンスン選手と同じラバーを貼って練習したことが功を奏したと思います。カット攻略というのはやればやるだけ効果があるのだと実感しました。組み合わせによってはまたやるかもしれません。その場合は同じ負け方はしないでしょうから、少し怖いですね。伊藤はあの年齢にしては下半身がしっかりしているので、フォアハンドがすごく安定しています。福原はサービスが効く相手には本人も安心してプレーできるので、それがよくてサービス時のポイントは7割くらいではないでしょうか」

 

石川佳純
「久しぶりに対戦して、プラスチックボールになってからは初めてだったので、1ゲーム目は変化が少しわからなかったのですが、変化がわかれば大丈夫だという自信があったので、2ゲーム目からは変化をしっかり見て攻めていけました。北朝鮮の選手はすごく強いボールを打ってくるので、今回は少しゆっくりに変化をつけました。私自身、前回負けた時よりも全体的に実力が上がっていると思っていたので、前回の結果は気にせずに自信を持ってプレーできたのが一番の勝因だと思います。北朝鮮と当たるのはわかっていたので、試合前にカット打ちや左対策をたくさんやってきて、マレーシアに着いた時も前原さんや宮崎さんなどたくさんの方からアドバイスをいただいてプレーできました」

 

伊藤美誠
「対戦したことのある選手だったので、予想通りというか、自分にとってはやはりやりづらい相手でもあったので、その試合だけに集中して思い切っていくだけでした。相手が前よりも粘れていなかったのと、台がやりづらかったのではないかと思います。前回は自分の打ちミスで負けたので、無理をしていかないことだけでした。また、前回は前後に揺さぶるボールを多くしたのですが、それは効かなかったので、今回はコースを振り分けたり、ツッツキをすると攻められるので、攻められないように先にドライブをかけていくようにしました。石川さん、福原さんが勝ってくれたことで気楽にできました。2ゲーム目で展開が変わったのは、風向きですごくボールが止まるからです。相手の選手もやりづらそうだなと思っていて、実際にやりづらかったので、4ゲーム目は私も前にいようとすごく気をつけていました。 前回はスマッシュを打って後ろからドライブでゆっくり返されたボールに対するミスが多かったので、今回はその練習をしてきました。北朝鮮は大変な壁だと思っていたので、勝ててホッとして嬉しい気持ちもありますが、ここで満足していてはいけないので、あと2試合みんなで頑張っていきたいと思います」

 

福原愛
「初めて対戦する相手だったので、サービスがどれくらい効くのかとか、戦術をあまり組み立てられませんでしたが、まずは自分の持っている技術を全部出し切って、臨んだ結果、勝てたのかなと思います。 佳純ちゃん(石川)はリ・ミョンスン選手にはあまり勝率が良くないイメージが あったので、どんな場面で回ってきても冷静に落ち着いて戦えるように準備をしていました。結果的に勝つことができて、この勢いをそのまま美誠につなげていけるようにしました。美誠も中国オープンで勝ち試合を負けてしまったので、私たちは勢いをつけることで勝つことができるのではと思っていたので、頑張りました。試合に出場する選手もしない選手もみんなで支え合いながらできていて、練習パートナーの方々もたくさんいらしてくださって、いい練習ができて、試合に入ることができているので、私が何かするというよりは、チーム全体が緊張感のある中ベストな練習ができているので、いい結果につながるのではないかと思います。予選リーグのドローが出た時から北朝鮮は意識して練習をしてきましたし、最後の5番目の最終ゲームまで行くつもりでいたので3−0で勝つことができてびっくりしています」