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インターハイの男女学校対抗は、昨日8日に組み合わせ抽選が行われた。
男子学校対抗の第1シードは青森山田。一昨年の北九州インターハイで連覇が「9」でストップしたが、昨年の山梨インターハイで王座を奪回。及川・三部のツインエースを軸に、脇を固める一ノ瀬、高橋もシングルスのシードを持つ実力者。3年生4人で戦う、文字どおり「最後の夏」だ。
ヤマダとともに優勝戦線を形成するのは、毎年確実にベスト4に勝ち上がってくる愛工大名電(第2シード)と野田学園(第3シード)。愛工大名電は3年生の廣田・松山に、強力1年生の木造・高見が加わる布陣。愛知工業大がインカレを制し、愛工大附中が中学卓球界で無敵の強さを誇るなど、大活躍を見せているだけに、高校生たちも意地を見せたい。野田学園はシングルスで山口県予選を通過できなかった全日本ジュニア3位・青山の大暴れに期待。長身から放つ両ハンドドライブは切れ味鋭く、課題だったメンタルも徐々に安定してきている。
さらに東北大会優勝の熱血軍団・鶴岡東、九州大会を制して勢いに乗る瓊浦、一昨年の優勝校・希望が丘、学校対抗65年連続出場の東山などが上位を狙う。インターハイの学校対抗は独特の緊張感とベンチの大声援の中、ペースを乱して敗れる選手も多い。青森山田が優勝候補の一番手だが、今年は波乱の予感もある。
女子学校対抗は四天王寺が3連覇を狙う。パワーヒッターの芝田、変化速攻の三條に加え、昨年度大会の決勝で活躍したカットの橋本が頼もしい存在。1年生の木村・梅村も即戦力で、選手層の厚さでは一段上だ。悲願の優勝を狙う第2シード、希望が丘は前田・德永のふたりが卒業し、戦力的にはややダウンしているが、団体戦では強い。3年生の中澤、趙甜甜というパワーヒッターふたりを軸に戦う。そしてこちらも頂点に届きそうで届かない関東の女王・正智深谷は、右シェーク裏裏の平、右シェークカットの牛嶋、右シェークバック表の田口と多彩な戦型が揃う。初優勝に向け、機は十分に熟している。
その他の女子の注目チームは、絶対的エースであるカットの佐藤(瞳)を擁する札幌大谷、毎年中学から強力新人が入り、戦力をキープする明徳義塾、学校対抗では抜群に強い愛み大瑞穂、県岐阜商業との熾烈なライバル関係に打ち勝って出場する富田などが挙げられる。関東勢では、東京選手権カデット優勝の笹尾をはじめ、強力新人が入部した横浜隼人、エース田中を軸に戦力充実の武蔵野が上位を狙う。学校対抗の熱い戦いは明日10日からスタートだ。