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2015.04.30

#RESULTS

松平/丹羽がメダル確定。森薗/大島は大魚を逃す

  • 森薗/大島

  • 敗戦の瀬戸際まで追い詰められた許シン/張継科

  • 初のメダルを決めた松平/丹羽

●男子ダブルス準々決勝
松平/丹羽 3、7、10、14 キム・ヒョクボン/パク・シンヒョク(北朝鮮)
李尚洙/徐賢徳(韓国) 6、ー6、ー6、5、7、ー6、7 マツモト/モンテイロ(ブラジル)
樊振東/周雨(中国) 13、11、5、8 鄭栄植/金ミン鉐(中国)
許シン/張継科(中国) ー9、8、7、ー9、ー10、9、10 森薗/大島

 

男子ダブルス準々決勝、松平/丹羽が北朝鮮ペアをラリー戦で圧倒し、2枚目のメダルが確定!

 

試合後、ベンチに入った倉嶋洋介監督は
「今日は彼らの台上プレーに北朝鮮ペアはついていけなかった。打ち合いになれば相手は強いから、その前で決着しようとしたけれど、今日は打ち合いでも強かった」とふたりのプレーを讃えた。

 

中盤からラリー戦が増えたが、丹羽・松平ともよく動き、コースの厳しいフォアドライブを連発して主導権を譲らなかった。

 

しかし、それ以上に惜しかったのが森薗/大島。
森薗のチキータが中国ペアに待ちを絞らせず、大島がドカンと踏み込んでパワードライブを見舞う。

 

張継科のチキータ、許シンの低く這うようなフォアドライブはさすがの威力だったが、主導権を握っていたのはむしろ森薗/大島。

 

最終ゲーム、10ー8とマッチポイントを握ったが、ここから中国ペアは台上に完璧なストップ。
このボールを森薗/大島は攻めあぐみ、中国ペアが4点連取で逆転勝ち。

試合後、目を赤くはらしてミックスゾーンに現れた森薗/大島。

 

森薗は「10ー8からの2本は我慢してストップをするべきだった」と語ったが、それまでの会心のプレーを考えれば、責めることなどできない。

 

中国の報道陣も、森薗/大島のもとに殺到。
卓球大国をしびれさせた、ふたりの最高のプレーだった。