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2015.01.18

#RESULTS

激戦、石川が前田にゲームオール9本で勝つ

  • 激戦を制した石川

  • 石川を追い詰めるも惜しくも敗れた前田

前年度女王の石川佳純(全農)と高校生チャンピオンの前田美優(希望が丘高)の対決。石川有利の下馬評だったが、ふたを開けてみたら前田の強さが際だった。

 

1ゲーム目こそ石川が9本で取ったが、2,3ゲーム目を前田が奪い返した。前田にミスがなく、バックハンドの上から叩いていくハーフボレーとフォアの打球点の高いドライブが石川を攻め、要所で放つフォアスマッシュもミスがない。

 

4ゲーム目、9−6と石川リードで、一気に離したいところだが、逆に9−9に追いつかれタイムアウト。前田は最高の出来でミスがなく、石川は固い。ここで前田のバックのカウンターがストレートに抜け9−10、次を石川が取り返し10−10。先に11−10とした石川だが、前田の速攻は止まらない。11−11。前田レシーブ強打で11−12、最後は前田がスマッシュで決めた。これでゲームを前田が3−1とリードし王手をかけた。

 

石川にとって後のない5ゲーム目、5−3から6本連取し、11−3で取り、ゲームカウントは前田3−2石川。

 

6ゲーム目は石川2−0、2−2、3−2、4−2、石川は前田のミドルに強弱をつけて打ち込む。5−3、サービスエースで6−3、7−3、10−3と離し、11−6と石川連取で、3−3に持ち込んだ。前のゲームから前田のフォアを避け、バック→ミドル→バックと、ミドルを中心にした揺さぶりを入れ、前田を崩している。

 

いよいよ最終ゲーム、バック対バック、フォア対フォアの打ち合いでは今日は前田のほうが強い。3−3、4−4、息詰まる熱戦。前田のエッジが入り、5−4、5−5、石アくぁのフォアクロスで6−5、6−6と前田も必死に食い下がる。7−7、9−9、最後の2本はバックへ下回転のロングサービスからの前田に持ち上げさせて、3球目をミドルに攻め2本連取し、石川が薄氷の勝利で決勝に進んだ。

 

●女子シングルス準決勝

 

石川佳純(全農) 9、−8、−7、−11、3、6、9 前田美優(希望が丘高)