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昭和22年創刊、800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。
女子選手の3冠獲得は2014年の石川佳純(全農)以来、史上3人目の快挙。17歳での達成は男女通じて史上最年少記録となった。
伊藤は、その直後の世界選手権ハルムスタッド大会(団体戦)で無敗記録達成、ワールドツアーで優勝するなど飛躍の年となり、この全日本はその第一歩となった記念すべき大会。
毎年、数多のドラマが生まれる全日本選手権大会。次回は2021年1月、大阪での開催が予定されている。
※所属・年齢は大会当時のまま
伊藤美誠が史上最年少で3冠!
【女子シングルス決勝】
伊藤美誠と平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)の手の内をお互いに知り尽くしている、みう・みま対決となった。
1ゲーム目、平野が7-5とするも、伊藤が6点連取で逆転。伊藤のボールを叩くように捉えるフォアハンド攻撃が要所で決まる。2ゲーム目以降は、伊藤のバック面表ソフトラバーながらも、ドライブ、チキータが効果的に決まり、3ゲーム目は一方的な展開で10-0まで離す完璧な内容。後がなくなった平野が持ち前の連続攻撃で4ゲーム目を奪い返すも、5ゲーム目は再び圧巻のプレーで、伊藤が勝利。女子シングルスで新チャンピオンが誕生した。
伊藤美誠 4(7,9,2,-5,6)1 平野美宇
史上最年少で3冠を達成した伊藤美誠
【女子ダブルス決勝】
伊藤美誠・早田ひな(日本生命)と梅村優香・塩見真希(四天王寺高)が対戦。伊藤、早田、塩見は高校2年生、梅村は高校3年生という「女子高生対決」となった。1ゲーム目は梅村・塩見が異質ラバーを駆使して、伊藤・早田を苦しめ、11-5で先取。しかし、2ゲーム目以降は伊藤・早田が回転量の多いドライブを混ぜ、緩急をつけて翻弄し、3ゲーム連取で勝利。初優勝を果たした。
伊藤美誠・早田ひな 3(-5,7,9,5)1 梅村優香・塩見真希
攻守のバランスが素晴らしかった伊藤(右)・早田
【混合ダブルス決勝】
森薗政崇(明大)・伊藤美誠と軽部隆介・松本優希(シチズン時計・サンリツ)が対戦。森薗・伊藤はサービス・レシーブからの積極的な攻撃で主導権を握り、2対0と王手。3ゲーム目は軽部・松本がゲームポイントを握ったが、強気の攻めをみせた森薗・伊藤が逆転勝利。
強豪ペアがひしめく混合ダブルスで、1ゲームも落とさない完全優勝を飾った。
森薗政崇・伊藤美誠 3(8,9,11)0 軽部隆介・松本優希
打点が高く、コース取りが良かった森薗(左)・伊藤
…詳しい結果は、バックナンバー2018年3月号で!