第43回全国中学校大会を振り返る(2012年11月号から)

昭和22年創刊、800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。

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※所属・年齢は大会当時のまま

佐藤瞳が女子単で優勝！

【男子シングルス】
　三部航平(青森山田)が威力ある両ハンド攻撃で攻める姿勢を崩さず、及川瑞基との同士討ちを制して嬉しい初優勝を飾った。敗れた及川は、質の高いプレーをみせた。
三部航平　3（5,9,3）0　及川瑞基

積極的なプレーで初優勝を飾った三部航平

【女子シングルス】
　佐藤瞳(尾札部)と田口瑛美子（瀬高）が決勝で対戦。佐藤の粘り強いカットと安定感のある攻撃が噛み合い、全国初タイトルを獲得した。「優勝は狙っていました。全国タイトルは初めてなので嬉しいです」と佐藤。準優勝の田口は思い切りのよい攻撃を軸に勝ち上がった。
佐藤瞳　3（4,2,2）0　田口瑛美子

カットと攻撃のバランスが良かった佐藤瞳

【男子団体】
　決勝は7連覇中の青森山田と勢いのある愛工大附属が対戦。トップで三部航平が左腕の木造勇人（愛工大附属）を破る。続く2番で及川瑞基（青森山田）も精度の高いプレーをみせて勝利。青森山田が2対0と王手をかけた3番。羽佳翔鵬・沼村斉弥（青森山田）が、2ゲーム目を落とすも息の合ったプレーをみせて勝利。3対0で青森山田が勝利し、8連覇を達成した。

【男子決勝スコア】
青森山田　3-0　愛工大附属
〇1三部航平　3（10,4,6）0　木造勇人
〇2及川瑞基　3（8,6-4,5）1　神京夏
〇3羽佳翔鵬・沼村斉弥　3（4,-5,10,10）1　髙見真己・太田輝
　4一ノ瀬拓巳　----　廣田雅志
　5高橋　徹　----　松山祐季

個々のレベルの高さが光り8連覇を達成した青森山田

【女子団体】
　接戦を勝ち抜いてきた四天王寺羽曳丘と堅実なプレーが光った山陽女子が決勝で対戦。1番で弓立美沙輝（山陽女子）がミスの少ないプレーで先取点を挙げる。2番では広い守備範囲を誇る橋本帆乃香（四天王寺羽曳丘）が奪い返したが、ダブルスは山陽女子が奪い王手をかける。後がなくなった四天王寺羽曳丘だが、4番の石田葵がフルゲームの末、勝利。勝負は5番までもつれる激戦となったが、流れに乗った木村香純（四天王寺羽曳丘）がストレートで勝利し、9連覇を成し遂げた。

【女子決勝スコア】
四天王寺羽曳丘　3-2　山陽女子
×1三條裕紀　0（-6,-2,-10）3　弓立美沙輝
〇2橋本帆乃香　3（7,10,3）0　枝松亜実
×3平塚叶梨・塩見紗季　2（10,-4,-9,3,-13）3　益岡玲華・上田葉月
〇4石田葵　3（-8,7,-9,5,9）2　木村光歩
〇5木村香純　3（6,9,4）0　上田美月

勝負強さがあり9連覇を成し遂げた四天王寺羽曳丘