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チャンピオンとしての自信か、マイクを前にしてリラックスした表情が印象的だった。
―2021年のスタートを切る大会を前にした心境は?
「たいへんな状況の中、開催してくださったスタッフ、大会関係者の皆様にほんとうに感謝しています。
たくさんの大会がなくなった中で、全日本に向けてしっかり準備をしてきたので、練習してきたことをしっかり出せたらいいなと思っています」
―TリーグではMVP授賞等、好調の要因は?
「2020年前半の半年間は練習の毎日。Tリーグ開幕後、試合をしながら改善点を修正したり、試合の中でもさらに強くなれた気もする。試合勘は悪くなく、リラックスした状況で、攻守のバランスもうまく出来ていた」
―この一年間で、一番成長出来たところは?
「技術だけでなく、トレーニングに取り組む期間がすごく多かった。身体を見つめ直して、もっと強くなるために何が必要か、パワー、動くスピード等を意識した。技術面では、特長の攻撃的な両ハンドにつなげるためのサービス、レシーブ、組立て、戦術をバランスよく練習してきた」
―チャンピオンとしてのプレッシャーは?
「何も感じていない。ほんとうに試合をするのが楽しみ。1試合目から自分らしく出来たらいいなと思っている。この全日本を1試合1試合、楽しむことが出来たらいいかな、と思っています」
―3連覇していたダブルス種目がなくなったことについてはどう受け止めているか?
「(タイムテーブル上)ダブルスがないことでのシングルスの影響はない。ただ、ダブルスの時に伊藤美誠選手から台やボールの弾みについて聞いて試合に入ることが出来たが、今回は初戦からシングルスなので、そういう点も様子を見ながら、徐々に調子を上げていきたい」
―日本生命のツイッターで今年の目標「挑戦」と色紙に書きましたね!
「半年間の練習で、いろいろなことにチャレンジする機会が多くて、さらに強くなるために、また、もっともっと勝っていくためにいろいろなことに挑戦して、いろいろな技にチャレンジしていく気持ちが、私にはいちばん合っていると思ったので。昨年も『挑戦』という言葉でしたが、今年も引き続き、いろいろなことに挑戦して頑張っていきたいなという思いで書きました」
―Tリーグ後の過ごし方は?
「少し休養を入れた。その後、全日本に向けて追い込む日と調整する日を繰り返してきた」
―今回の全日本選手権大会の位置づけは?
「会場に入った時に、いつもの全日本とは違うな、という印象はあった。換気、消毒等いろいろなことを徹底して試合をしていかないといけない。体調管理をはじめいろいろなことに気をつけながら、最後は試合に集中して入らないといけないので、そうしたバランスが大事になってくる。会場は換気もしっかりしているので寒いと聞いているので身体を冷やさないように、故障しないように気をつけて、全力で挑めるようにコンディションを整えていきたいと思います」
―今大会、チェンジエンドがないルールについての影響は?
「私は気になったことはない。ただ、つい癖で、ゲーム終了時に、タオルを反対側に置こうとしてしまうことはあるかな(笑)」