【女子単】５名全員が３回戦進出

女子シングルス２回戦。

石川佳純は、フォア面に粒高、バック面にアンチを貼って巧みに操るＡ．ゾルヤと対戦。
石川は時折、何度攻撃しても威力や回転を殺して返ってくるボールに苦戦し１ゲームを落としたが、緩急をつけたりサイドにコースを狙って対応。
危なげない勝利で、３回戦進出を決めた。

どんな相手にも落ち着いて対応する石川佳純

ブロックやカウンターと非常に取りづらいボールを繰り出すＡ．ゾルヤ

チェホバにストレートで完勝した佐藤瞳は、前回、次の３回戦でフルゲームの末に敗れ、涙を呑んだ。
今回こそは、その壁を乗り越えてほしい。

カットはもちろんのこと、随所で繰り出す攻撃も光る佐藤瞳

平野美宇は、ペソツカに２ゲーム連取されヒヤリとしたが、徐々に流れを変える。
後半は、戦術転換が功を奏して逆転勝利。

辛勝した平野美宇。まだ本調子ではないように見えるが、明日からのプレーにも期待したい

ラリー戦に強さを見せたペソツカ

初戦に続き序盤からサービスで翻弄する伊藤美誠。
リリー・チャンの高い攻撃力が光るも、サービスレシーブで先手を取る伊藤がそれを防いで勝利。
明日は山場となる孫穎莎(中国)と対戦する。

サービスで翻弄し、思い切りのいい攻撃も見せた伊藤美誠

リリー・チャンはリーチを生かしたドライブで得点した

加藤美優は地元ハンガリーのペルゲルと対戦。
第４ゲーム11-11の場面で、ペルゲルのボールがエッジしたが、審判はアウトと判断。
これに対し、地元の観客からブーイングの嵐。アウェーの洗礼を受けたが怯むことなく勝利した。

変化のわかりづらいサービスレシーブに加え、後半は粘り強いラリーも得点につながった加藤美優

地元の声援を背に戦ったペルゲル。第４ゲームでエッジの判定が覆らず涙する場面も

【女子シングルス２回戦】
石川佳純 4(1,-9,3,2,7)1 Ａ．ゾルヤ(オーストリア)
佐藤瞳 4(4,2,6,6)0 チェホバ(チェコ)
平野美宇 4(10,9,-5,-6,2,3)2 ペソツカ(ウクライナ)
伊藤美誠 4(8,8,7,-6,2)1 リリー・チャン(アメリカ)
加藤美優 4(6,4,6,-12,8)1 ペルゲル(ハンガリー)