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2021.11.08

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全日本学生 日学連板垣理事長インタビュー「なんとしてもやり遂げる」

  • 板垣賢一理事長

昨年は中止となった、全日本大学総合選手権大会・個人の部(以下、全日学)。
大会主催を務めた日本学生卓球連盟(以下、日学連)の板垣賢一理事長にお話を伺った。

 

第87回全日本大学総合選手権大会・個人の部
10/28~31 埼玉県・所沢市民体育館

 

――開催に当たっての感想をお聞かせください

「全日学は去年開催できなかったので、今年のインカレ・全日学・選抜の3事業はなんとしてもやり遂げようという気持ちでやってきました。選手のためにも、無観客で開催するなど対策を行いました」

 

――コロナ禍での開催で行った対策などを教えてください

「保健所の指導を受けて、関東学連黒羽理事長(日学連副理事長)が中心となり日学連としてのガイドラインを作成しました。今大会では、感染者を出さないことが大前提ですが、仮に出てしまったとしても、濃厚接触とならないように注意しました。熱が出たら、ただの風邪で済まさずにきっちりと検査をするよう、個人の自覚を促しつつ、監督者において管理をしっかりと行うよう厳しく指導しています。また、一度感染した人でも医師や県からの許可を得ていれば参加できるなど、参加者一人一人の事情を細かく把握しています。
今回策定のガイドラインは、自治体などからの要請があれば変更しますが、選抜でも引き続き利用する予定です。
今大会は、コロナ禍が完全には終息していないこともあり、学校から出場を禁止されて、棄権せざるを得ない選手も多く心を痛めることの連続でした」

 

――各支部(地域学連)などから苦労したことはありましたか

「今回は各支部での予選がほとんどできませんでした。そのために、他の試合で順位を決めて出場選手を選出したところもあります。今年は試合数が少なくて、選手たちが本当にかわいそうだなと思います」

 

――来年に向けての展望をお聞かせください

「12月から関東学生卓球リーグ戦が開催予定ですが、試合を行うための準備を現在、確認中です。
来年は、1年延期になっていた「ワールドユニバーシティゲームズ」が、6月27日より中国(成都)で開催されますので、代表選手には頑張って金メダルを目指していただきたいです。
また、日学連が主催する、インカレ・全日学・選抜の3事業を、状況が許せば有観客で開催したいと思っています。その中で、選手たちがあたりまえに自己管理の徹底ができ、監督者も含め厳格にルールを遵守し、大会会場が卓球ができる環境を少しでも良くしていきたいです」