2021年全日本選手権大会を振り返る(ジュニア女子)

2022年1月24～30日に東京体育館で開催される2022年全日本選手権大会。

開幕目前！前回大会のジュニア女子を振り返りながら、今大会の見どころを解説します。

※所属・年齢は大会当時のまま

大藤沙月が2連覇を達成
決勝は大藤沙月と横井咲桜の四天王寺高校の同士討ちとなった。
ラリーの連続となった第1ゲームを大藤が制し、続く第2ゲームもコースを使い分けた巻き込みサービスと多彩なレシーブで先手を取って大藤が連取。第3ゲームを横井の強気の攻撃を正確なブロックで防ぎきった大藤が取り、勝利。大藤が2連覇を達成した。

大藤は「2連覇を目指していたので、達成出来て本当によかったです。強い選手ばかりなのでプレッシャーを感じずに、全て向かっていく試合が出来たらよいなと最初から思っていたので、そのとおりに出来てよかったです。(連覇は福原愛、石川佳純選手以来となることについて)世界で活躍しているので、それに続くことが出来るよう頑張ります。木原、小塩選手など、強い選手が早い段階で負けた中で、負けずに安定して勝てたのがよかったです」と語った。

優勝　大藤沙月

準優勝　横井咲桜

準々決勝
大藤沙月(四天王寺高)　3(-11,-3,11,4,1)2　面田采巳(四天王寺高)
菅澤柚花里(四天王寺高)　3(9,8,8)0　原芽衣(ミキハウスJSC)
横井咲桜(四天王寺高)　3(6,9,8)0　赤江夏星(香ヶ丘リベルテ高)
白山亜美(明徳義塾中・高)　3(9,6,-7,8)1　中森帆南(四天王寺高)

準決勝
大藤沙月　3(10,-8,3,7)1　菅澤柚花里
横井咲桜　3(-9,-11,8,4,8)2　白山亜美

決勝
大藤沙月　3(9,7,9)0　横井咲桜

3位　白山亜美

4位　菅澤柚花里

5位　面田采巳

6位　中森帆南

7位　原芽衣

8位　赤江夏星

スーパーシードは四天王寺高校が半数を占める

スーパーシードは今回も8名中4名を四天王寺高校が占めた。前回優勝の大藤沙月、前回準優勝でインターハイ3冠の横井咲桜のほか、前回5位の面田采巳、前回7位の原芽衣は初のスーパーシードとなった。

面田のゾーンには、全中・カデットチャンピオンの張本美和(木下アカデミー)と、前々回準優勝の小塩遥菜(JOCエリートアカデミー／星槎)、ホープスチャンピオンの香取悠珠子(卓桜会)が入り、激戦が予想される。

明徳義塾中・高からは、前回3位の白山亜美と、インターハイ女子シングルスベスト8の青井さくらの2名が入った。

また、赤江夏星(香ヶ丘リベルテ高)や、2021年世界ユース選手権大会女子シングルスで準優勝の木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)がスーパーシードを獲得

木原は一般で準優勝するなど実力がありながら、ジュニアではなかなか力を発揮できていない。今年こそリベンジなるか。

ジュニア女子はジュニア男子と同じく1月27日にチャンピオンが決定する。

誰もが優勝を目指す中、栄光を掴むのは誰か、注目したい。

インターハイ女子シングルスベスト8　青井さくら

2021年世界ユース選手権大会女子シングルス準優勝　木原美悠