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アジア競技大会卓球競技代表候補選手選考会が4月9・10日に東京都・赤羽体育館で開催された。今大会は8名の選手を各4名のA・Bグループに分けて予選リーグを行い、各リーグの1位で決勝を行った。すでに女子シングルス代表に内定している早田ひな(日本生命)に加え、優勝を果たした平野美宇が女子シングルスの代表権を得た。また、早田ひなとA・Bリーグ1・2位の平野美宇、木原美悠、伊藤美誠、佐藤瞳が団体メンバーとして日本オリンピック委員会に推薦される。
決勝は平野と木原が対戦。1・2ゲーム目を鋭いバックハンドで平野が奪う。3ゲーム目は木原が素早いバックドライブで対抗するも平野が強力な両ハンド攻撃で取り、優勝に王手をかける。続く4ゲーム目もラリーを制した平野が取り、結果4対0で優勝に輝いた。
女子結果
グループA
1位 木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎) 3勝0敗
2位 伊藤美誠(スターツ) 2勝1敗
3位 橋本帆乃香(ミキハウス) 1勝2敗
4位 加藤美優(吉祥寺卓球倶楽部) 0勝3敗
グループB
1位 平野美宇(木下グループ) 3勝0敗
2位 佐藤瞳(ミキハウス) 2勝1敗
3位 石川佳純(全農) 1勝2敗
4位 南波侑里香(個人) 0勝3敗
決勝戦
平野美宇 4(6,8,9,1)0 木原美悠
平野美宇インタビュー
「厳しい戦いの中で優勝でき、すごくうれしいです。中澤コーチと張コーチに指導いただき、それがすごく自信に繋がりましたし、今大会に活かせました。また、周囲のサポートのおかげで卓球に集中できる環境ができました。改めて練習の重要さを感じました。
木原選手は先日のトップ32や全日本選手権で負けているので、難しい戦いになると思っていました。今回は最初から自分のペースで試合ができ、難しいボールは次につなげるということができたので、勝つことができました。
アジア競技大会は自分が初めて日本代表として出場した大会でした。当時は先輩方の勝負強さを間近で見ることができ、良い経験をさせていただきました。今回、自分の実力でシングルス代表を勝ち取れることができたので、以前のアジア競技大会での経験を結果で返せたらと思っています。今日のような試合ができれば、中国選手とも競った戦いができると感じたので、勝つつもりで練習していきます」
木原美悠インタビュー
「最終日は加藤選手と平野選手との2試合となりました。全体的な内容は良く、自分のプレーができたと思います。今大会では伊藤選手に勝てたことがうれしいです。自分から攻めることを徹底することでチャンスを作り出そうと考えていました。6-6から勝つことが多かったのですが、そこが良かったと思います。
アジア競技大会はオリンピックと同じで4年に1度なので、出たい気持ちが非常に強かったです。団体では思い切ったプレーをしたいです」
鋭いバックハンドでラリーを制し優勝した平野美宇
目の覚めるようなバックハンドが決まっていた木原美悠
的確な攻撃で打ち合いを制した伊藤美誠
キレのあるフォアハンドを武器に戦った石川佳純
鋭いカットと攻撃で得点を重ねた佐藤瞳
加藤と長いラリーを展開した橋本帆乃香
思い切りのいいフォアドライブが冴えた加藤美優
前陣での強力なフォアドライブを見せた南波侑里香