これが女王の戦術力。伊藤美誠、安藤みなみにリベンジ

●女子シングルス準々決勝
伊藤美誠（スターツSC）　13、ｰ11、5、7、6　安藤みなみ（専修大）

女子シングルス準々決勝、伊藤が前々回大会で敗れた安藤に鮮やかなリベンジ！

シェークバック表の異質型同士、ハイレベルな一戦。1ゲーム目から積極的に安藤のフォアを突き、バック表ソフトの変化をつけたレシーブでミスを誘う伊藤に対し、安藤も強烈なスマッシュをカウンターブロックで弾き返すなど、好プレーを連発。1ゲーム目から拳を固め、声を出した伊藤は相当気合いが入っていた。

一撃で仕留める鋭いカウンターと変化球が交錯し、観客も手に汗を握る攻防が展開されたが、レシーブの正確性と相手のミスを引き出す戦術の駆け引きでは、伊藤が一枚も二枚も上。安藤は次第にやることがなくなり、手詰まりの展開に。2ゲーム目から3ゲームを連取した伊藤が、女王の貫禄を見せつけた。