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●女子シングルス準々決勝
早田ひな(日本生命)4、8、8、7 芝田沙季(ミキハウス)
森(日本生命) 10、ー7、ー8、9、11、5 加藤(日本ペイントホールディングス)
女子シングルス準々決勝、伊藤に続いてニッセイガールズの早田ひなと森さくらが勝利。準決勝進出を決めた。
早田は序盤からサービス・レシーブで先手を奪い、ラリーになっても打球点の早いドライブ連打で圧倒。得点するも失点するも早田のボールが入るか入らないか、そんな印象を受けるほどに、早田が試合の主導権をがっちり握って試合を支配。一気に4ゲームを連取し、芝田得意のフォアのパワードライブを打たせる隙も与えずに4ゲームを連取して決着をつけた。世界ランキングを15位まで上げている芝田だったが、この日は攻め手を欠き、早田の両ハンドに集中砲火を浴びた。
12月末のTリーグの試合後に、日本生命の村上恭和総監督が「日本で一番勢いがあると思うほど、技術ひとつひとつがレベルアップしている」と話した早田。その言葉どおり、今大会の早田はプレー全てにおいて相手を圧倒するような迫力がある。「昔はサービスから3球目に力を入れていたけど、今はレシーブで先手を取る時代。なのでそこにも力を入れて取り組んでいます」と語っていたが、バックでのチキータ&逆チキータに加え、フォアで角度を合わせるようなレシーブもきっちり相手の攻めを封じている。
これで明日の準決勝は伊藤対早田のカードに決定。貫禄のプレーを見せている伊藤と絶好調の早田の対戦は今大会最大の見せ場となりそうだ。
森さくらは加藤を下し、地元・大阪でうれしいメダルを確定した。
「加藤さんとは直近の2回の対戦では負けていた。今日は1試合しかないのはわかっていたので、思い切って動いてフォアで攻めようと思っていました」と試合後に語った森。バック対バックで巧みにコースを変化させながら、緩急をつけて揺さぶる加藤のペースにはまりかけたが、中盤から勝負所は思い切ってフォアで攻めた。ミドルに打たれたボールもボディワークで決定打が打てるのは、週5回・1時間半を費やすという筋力トレーニングの賜(たまもの)か。
勝負の分かれ目はゲームカウント2ー2の5ゲーム目、森が10ー7のゲームポイントから、加藤が10ー11でゲームポイントを取り返したが、最後はフォアで攻めた森が13ー11で奪取。これで勢いに乗り、6ゲーム目は一気にリードを広げた。声のボルテージは昔に比べると低めになった森だが、勝利の瞬間はジャンプ&大きなガッツポーズ!