OFFICAL ACCOUNTFOLLOW US
TOPICS
張本智和(IMG)は三冠、戸上隼輔(明治大)は2連覇をかけての戦いとなった男子シングルス決勝。
1ゲーム目、アクセル全開の戸上は積極的に攻撃を仕掛け11-8で先取すると、2ゲーム目も戸上が張本の攻撃を封じるが、柔軟に対応した張本が12-10で取り返す。
3ゲーム目、前半に戸上がリードして5-3となると互いに譲らない打撃戦に。デュースに突入すると、激しいラリーが続く展開に。15-15でラリーを制すとそのまま17-15で戸上が取った。4ゲーム目、勢いに乗った戸上はバック対バックのラリーからフォアに振られた場面でも、しっかりと足を動かし鋭いコースに返球し張本に攻撃する隙を与えず、5-2でリードすると、そのまま11-6で取り2連覇に王手をかける。
5ゲーム目、後がない張本は3-3で見事なフォアハンドを見せると勢いを取り戻し5-3に。次のボール、戸上のサーブから始まる展開で激しいラリー戦を制すと、そのまま11-7で取り返す。
続く6ゲーム目、張本が台上から積極的に攻めていくが戸上のカウンターが冴えわたり、一気に点差をつけるとそのまま11-4で勝利を決めた。
最後まで攻撃の姿勢を崩さず、強気のプレーを貫いた戸上が2連覇を達成した。
戸上 4(8,-10,15,6,-7,4)2 張本
戸上隼輔(明治大)
張本智和(IMG)
■優勝インタビュー
——今の気持ちを教えてください
「本当に優勝できると思っていなかったので、正直実感はないです。二連覇達成したのかなと疑心暗鬼な気持ちもあるんですけど、うれしいです」
——決勝の勝因を教えてください
「前半リードしていて後半取られる展開や、苦しい展開が多かったですが、逃げずに攻めきれたことです。試合をしていく中でバック対バックに自信を持つことができたり、すべての技術に対して自信をもってできたことが勝因です」
——今後の目標を
「今年は挑戦の年だと思っているので、この勢いのまま自分の中でもう一度世界で通用するような選手を目指したいです。
昨年優勝して海外に挑戦しましたが、中々思うようなプレーができず、周りのライバルがランキングを挙げていく中、自分だけが維持しているのが苦しかった。今回の全日本で、自己分析でうまくできましたし、成長できる方法を今回確かめられたので、世界ランキング20位以内を目指して頑張りたいです」